2013年8月18日 掲載
自腹で泊まったホテル テンフェイス バンコク ホテル (TENFACE Bangkok Hotel) |
さて、今度はちょっと変わった、というか、いかにもタイなコンセプトのホテルを紹介しちゃいましょう。
タイの凄いところって「ホテルとはこう」とか「こんな建物にはこんな色彩が似合う」、という概念がなく、時として「ええええ?」っていうような斬新なデザインのホテルに出合うことができます。
そんなホテルの中の一つが、ここTEN FACE。
場所からもちょっと隠れ家感を感じさせてくれるのですが…
丁度オールシーズンズプレイスの裏口にあたるソイルアムルディー。おしゃれなお店がぽつぽつとあるこの通りのソイ2に存在します。
だがしかーし・・・パクソイ(ソイの入り口)から奥をのぞくと「えええっ?この道なんにもなくない?」
って思うほど何にもありません!
そんなソイのどんつきにあるので、初めての人はとにかくわかりづらい。
私は舐めるように写真を眺めていたので、「アムルディ、ソイソン(ソイ2)、とろんぱい、とろんぱい(まっすぐ、まっすぐ)・・・あー!ティニー!ティニー!(ここ!ここ!)」と建物をきょろきょろ見ながら、つたないタイ語で到着した感じ。夜到着の人はかなり心配なので、地図を熟読しておいた方がいいでしょう。
マイナーなホテルなので、運ちゃんは間違いなく場所を知りません。
まあ、「ルアムルディ、ソイ2」入ったらひたすらドンつきまでまっすぐ走ると覚えておけばなんとかなるかも。
ついてびっくり。
鉄板みたいな濃い茶色の建材がやたらメタリックながら、竹をあしらった外観は、まるで日本のモダンな旅館を彷彿させます!
あれ?これ、高速道路の出口から見えたぞ!
しかも、到着した瞬間、ベルボーイがすっとんできて「ミス、よっしぃ、ようこそ、TENFACEへ!」って・・・しかも後でわかったんだがドアマン、フロント、みーーーんな名前を共有してんのよ。
すげー。ペニンシュラバンコクでも入り口からこんなに細やかなお出迎えなかったぞ!
茫然としていると「お荷物はこちらから運びますので、階段を登ってください」と、促され、まるで旅館みたいなしっとりした階段を登りまして―。
ビビりすぎて写真撮り忘れましたが、「アラジンと魔法のランプ」に出てくる岩みたいな、巨大な鉄のドアが行く手を遮ります。
ぎゃー!なにこれ?ドアなの?
と泣きそうになっていると…ごごごご、と強制収容所のドアみたいにオープン。
ぎゃー!収容されちゃーう!
(記事・写真 吉田彩緒莉)
自腹で泊まったホテル テンフェイス バンコク ホテル (TENFACE Bangkok Hotel) |
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吉田 彩緒莉(よしだ さおり)
お酒大好き、タイ大好き
ミュージシャンの事務所での会報編集や、国内旅行情報誌の編集・ライター、アイドルサイトのライターなど、ささやかに文でご飯を食べている者。日々たまるストレスを癒すべく「あーあ、貧乏人のオラでも贅沢できる国はないだべか?」とつぶやきながら初めて降り立った タイランド・・・あの日から十数年。 あまりにもコストパフォーマンスのよいタイのホテルにのめり込み、ストーカーのようにタイの最新ホテル情報をチェックしまくる日々。そのため、ガイドブックのホテルページの部屋が違うホテルだったのを、何度も見つけては優越感に浸るインケンさも持ち合わせる。常に貧乏のため、高いホテルではなく、いかにコストパフォーマンスが良いか、どうやったら安く泊まれるのか、ということに喜びを感じているので「オリエンタルホテル、泊まってないじゃーん」とか「ゲストハウスのレポないじゃーん」とは思われるはず。それからタイは好きだけどまだ行っていない場所もあるから、網羅はしてないよ(照)。
わかりやすすぎるタイトルのブログ「タイ大好き!」で、タイのおいしいお店やら、エピソードをひたすら書き綴り中。
タイ大好き! http://plaza.rakuten.co.jp/gogoyosee/