2013年11月11日 掲載
自腹で泊まったホテル テンフェイス バンコク ホテル (TENFACE Bangkok Hotel) |
ひぃいい!大変申し訳ございません。忙しくてコラムが止まっておりました。
というわけで・・・
面白すぎるホテル、テンフェイスの紹介のつづき・・・。
シータバーと同じくらい、ハイソー(タイではお金持ちをハイソサエティの略でハイソーと呼ぶ)が来る場所が、テンフェイスのレストラン。
ある日、バイクタクシーでホテルにもどろうとしたら、バイクタクシーがいつもと違う場所の端っこによって、皆さんきょどってる(笑)。
「どうしたんですかー?私、乗りたいんですけどー。」
「今日はこの先のホテルにロイヤルファミリーが来てんだぜ!」
「えー?コンラッドかしら?」
「いんや、おらよくわかんねえだよ。」
そんなちんまりしているバイクタクシーの一人を捕まえ、ルアムルディをテンフェイスへ一直線。
テンフェイスは、実は駅から電話すれば送迎に来てくれるんだけど、雨の日以外はわたくし、大好きなバイクタクシーを使いまくっていました。苦手な人はホテルの送迎を待った方が良いと思うけど、バイクタクシーも一方通行ならそんなに恐くないです。
で、なんと進んでいくと5メートルおきに警官が立っていて、一体どんなセレブがどこにきているんじゃ?まさかオバマ??いや、間違ってノッチ?とかくだらないことを考えていると・・・
コンラッドを通り過ぎてもまだまだ警官が・・・。
ルアムルディソイ2を入ってもまだまだ警官うじゃうじゃ。
うそお!この先のホテルってテンフェイスしかないんだけど!
「あれ?ねーさん、あのホテルに行くのかい?」
「そうだけどー」
「ねーさんのホテルにロイヤルファミリーがいるみたいだよ!」
なにーーーー?
確かに今日はホテル中が妙に恐い感じ!
警官だけじゃなくって、もっと偉そうな軍の人っぽい方ほか、いつもにこやかなガードマンががっちがちに固まっておる!
私は普通にフロントからお部屋へ…行こうとしたら、いつもラフな格好のオーナーの男性がぱりっと素敵なスーツで「はあい!」とにこにこ。
タイ人のおしゃれさんって、けっこうぱりっとするときは日本人の人のシャレオツさんが束でかかっても負けちゃうくらい、きめられる人がいるんだよなあ。
「今日誰が来ているの?」
「ロイヤルファミリーざんす。」
「えー!だれだれ?」
「ほにゃらららほにゃら(名前忘れた)」
えー!見たい見たい!とはしゃいでいるとフロントのスタッフがにこにこしながら手招き。
なになになに?
というわけで、わたくしってばフロントの人と、お食事に来られたロイヤルファミリーをカウンターの中から凝視!
こんなことさせてくれるスタッフもなかなか素敵だが、仕事的にはどうなんだろうか(爆)?
そんなことがあったので、後日、友人と行ってみた!
パンがおいしい…のだけどそえられた3点セットが最高に美味しくて、これでワインを飲むと最高だと思います。
丸のままニンニクがおいしすぎて自分女子だけど止まんない・・・まあ、臭いはどうでもいいか。あははは。
友達の頼んだブルケスタ。
ビネガーが皿に敷いてあるんだけど、この味は不要だった・・・。かざりかな?
あとチーズがなあ…安いチーズの味がした。
3点セットは最高にうまいのになあ。
スモークサーモンとサラダ。
サラダに味がついていなくて、これも敷いてあるビネガーをつけて食べてみたら・・・えーっと・・・微妙。
これまた、ドレッシングかけたほうがいいかも。
でもサーモン自体はそこそこ美味しかった。
でもこのパスタは最高だった!
友達と話したんだけど、日本で言うと春の味のパスタ。
色合いもそんな感じじゃない?
こってりしすぎないチーズの風味が良かったです。
というわけで、他の頼んでいないからわかんないけど、タイ料理頼んでいるグループのテーブルを見たら
それもそれでかなりおいしそうだったので、
ありかも。
ロイヤルファミリーて何頼んだんだろう・・・???
というわけでこのホテルの良いところ!
1.コンセプトが斬新!こういうタイの良いところをかっこよく見せられるような場所は今後もっと増えるべきだし、増えるんじゃないでしょうか?
2.部屋が広い!どの部屋もスイートルームでしっとり落ち着いた雰囲気の中にクールなタイ文化が融合しているので、今タイではやっている「ブティックホテルだぜ~!」というやりすぎ感がない。お部屋だけは(笑)。
3.スタッフが最高フレンドリー!私的にはタイっぽいのでフレンドリーなスタッフの方が好きです。上品さで戦うと、日本や他の国のホテルには負けるだろうけど、タイの良さであるフレンドリーさがあったほうがホテルの価値になるように思う・・・。
4.アメニティ、サービスが五つ星ホテルをはるかに超えている!選べるシャンプーや、電話のSIMカードのサービス、いつでも来てくれる送迎など、かなり細かい。だいたいお客さんに合わせた音楽プレゼントって何事なのよ~!
5.客層がいい!おしゃれなタイ人、個人旅行の外国人しかいないので静かに過ごせる。隣のゲイカップルンなんか、停電で怯えていた私にキャンドルをプレゼントしてくれたもんね。あと有名タイ人俳優(ってかテレビでしか見たことがないので名前しらね。)が彼女と来てたりね。
このホテルのがっかりだよ・・・なところ
1.狭すぎて寛げなくて日差しから逃れられない、隣のアパートの人にじろじろ見られるプール・・・。
2.停電がものすごい!一度落ちると10時間なおらないので、このクラスのホテルなら緊急自家発電設備は入れるべきだと思う。で、ホテルの部屋が落ちてもフロントや廊下は停電にならず、スタッフは涼やかにしているってのもうける。
汗だくになってお客が全員ロビーに集結して何時間も過ごしたからね。
3.窓からの眺めに期待はしないほうが良い。
でも3つ以外は、ないっすねー。
シャレオツに、しかも広い部屋でゆったり過ごしたい。しかも思いきりクールでモダンに!という人にはお勧め。部屋が広いから家族連れもOK?と思う人もいるかもしれないけど、ここは家族連れは浮きます。
カップル、一人旅、女子旅におすすめ。
ハネムーンだとしたらもう少し景色のきれいなホテルがいいかなー。
さあて、次はどこを紹介しようかな~。
他のホテルへつづく・・・
(記事・写真 吉田彩緒莉)
自腹で泊まったホテル テンフェイス バンコク ホテル (TENFACE Bangkok Hotel) |
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吉田 彩緒莉(よしだ さおり)
お酒大好き、タイ大好き
ミュージシャンの事務所での会報編集や、国内旅行情報誌の編集・ライター、アイドルサイトのライターなど、ささやかに文でご飯を食べている者。日々たまるストレスを癒すべく「あーあ、貧乏人のオラでも贅沢できる国はないだべか?」とつぶやきながら初めて降り立った タイランド・・・あの日から十数年。 あまりにもコストパフォーマンスのよいタイのホテルにのめり込み、ストーカーのようにタイの最新ホテル情報をチェックしまくる日々。そのため、ガイドブックのホテルページの部屋が違うホテルだったのを、何度も見つけては優越感に浸るインケンさも持ち合わせる。常に貧乏のため、高いホテルではなく、いかにコストパフォーマンスが良いか、どうやったら安く泊まれるのか、ということに喜びを感じているので「オリエンタルホテル、泊まってないじゃーん」とか「ゲストハウスのレポないじゃーん」とは思われるはず。それからタイは好きだけどまだ行っていない場所もあるから、網羅はしてないよ(照)。
わかりやすすぎるタイトルのブログ「タイ大好き!」で、タイのおいしいお店やら、エピソードをひたすら書き綴り中。
タイ大好き! http://plaza.rakuten.co.jp/gogoyosee/