2013年3月16日 掲載
自腹で泊まったホテル アナンタラ バンコク リバーサイド リゾート アンド スパ (Anantara Bangkok Riverside Resort and Spa) |
アナンタラのプールは、ロイヤルガーデンリゾート時代から「バンコク最大級」という殺し文句がガイドブックに踊っておりました。
残念なことに最近巨大なプールを有するホテルもできてきたため、「んー。そんなことないよ、ちみ」という感じがします。
それでもぱっと見広く見えるんだけど…このホテル、欧米人がバンコクを訪れるのに「おー、ここならベイビィを連れてきても、バンコクのネオン街を見せずにすむよあぁ、ハニー!」なんて計画で来ているパターンが多いので、とにかく子供の数がすごく多い!
そんなもんだとわかっていれば、それはそれで楽しいのだけど、何も知らなければ衝撃を受ける。
かく言う筆者、本人の意志とは全く別なところで子供受けするキャラクター。
泳いでいるだけでなぜか「競争しようぜ、おばちゃん!」といきなり呼び掛けられ、異国のくそガキどもと競泳する羽目になったり、突然「大きなイルカ型の浮く変な野郎」で襲い掛かられたりと、優雅なリゾートを過ごすはずがこのプールで3回もその雰囲気をぶち壊されております。
あー、楽しかった・・・って遊んでもらってるじゃんかよ!
はい、遊んでもらいました。
一度は「2メートル超ワニの浮き輪」で欧米人のガキにつぶされて「へるぷみー!あなたのお子さんが、わたしをおぉおお・・・ごぼっつ。げふっつ。」
と両親らしき夫婦に助けを求めたのに
「はっはっはー、うちの子供と遊んでくれて、さんきゅー、アジアンガール」ってなことを叫んで優雅にカクテルなど傾けながら
ちゅうちゅうしている欧米人夫婦に遭遇。・・・意識が薄れかけ、走馬灯のように人生がかけめぐったことも。
ってなわけで(どんなわけ?)静かに寛ぎたい方は夕方がおすすめですが、この環境なので夕方が蚊が増えるのが難点。
ジャングルにあるプールみたいで雰囲気は良いんですけどね。
そんなこんなで夜中に「ひゃつほーい!」と叫びながらピールに飛び込む欧米人の大の大人に遭遇することも多いホテルです。
開放的な雰囲気の為、他の五つ星ホテルのようにバスタオルをデッキチェアーにひいてくれるサービスはなく、バスタオルは個人でもらいに行きます。ルームナンバーを書き込まなきゃいけないんですが、忙しすぎると書かなくてもばれない雰囲気。
一度ほぼデッキチェアーが埋まって、従業員がパニック気味になっている時、ピラニアみたいな顔のおじさんに「バスタオルくださいー」と言いに行ったら、めっちゃ睨まれて「あぁ?何枚だぁ?」と親の仇風の勢いで凄まれたことがあったんで・・・平穏な対応を望む(笑)。
あ、あと、ジャグジー付近でまどろんでいると、タイの民族衣装を着たおねーさんと目が合ったりするのです。
にっこり微笑まれて微笑み返すと「マッサージいかがっすかあ?」って、ビーチ並の勧誘を受けるので、少々うざい。まあ、ビーチと違って「NO」って言えばその後は絶対来ないので良しとしよう。
それでもプールサイドのバーも雰囲気が良くて、カクテルなんざ飲んでいるとバンコクの喧騒をわすれましてよ。
おーほほほほ。
・・・というか「おーほほほ」というレポートになっていない事が気になる。
第16回 館内のインテリアはこれぞアジア!へつづく・・・
(記事・写真 吉田彩緒莉)
自腹で泊まったホテル アナンタラ バンコク リバーサイド リゾート アンド スパ (Anantara Bangkok Riverside Resort and Spa) |
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吉田 彩緒莉(よしだ さおり)
お酒大好き、タイ大好き
ミュージシャンの事務所での会報編集や、国内旅行情報誌の編集・ライター、アイドルサイトのライターなど、ささやかに文でご飯を食べている者。日々たまるストレスを癒すべく「あーあ、貧乏人のオラでも贅沢できる国はないだべか?」とつぶやきながら初めて降り立った タイランド・・・あの日から十数年。 あまりにもコストパフォーマンスのよいタイのホテルにのめり込み、ストーカーのようにタイの最新ホテル情報をチェックしまくる日々。そのため、ガイドブックのホテルページの部屋が違うホテルだったのを、何度も見つけては優越感に浸るインケンさも持ち合わせる。常に貧乏のため、高いホテルではなく、いかにコストパフォーマンスが良いか、どうやったら安く泊まれるのか、ということに喜びを感じているので「オリエンタルホテル、泊まってないじゃーん」とか「ゲストハウスのレポないじゃーん」とは思われるはず。それからタイは好きだけどまだ行っていない場所もあるから、網羅はしてないよ(照)。
わかりやすすぎるタイトルのブログ「タイ大好き!」で、タイのおいしいお店やら、エピソードをひたすら書き綴り中。