DeNA社の「WELQ」からはじまったキュレーションサイト問題。不正確な記事の掲載や、記事や写真の無断利用が明るみになり、大きな問題となっています。DeNA社が運営する10のキュレーションサイトは全ての記事を削除し、現在も再開の見込みはたっていなません。
「NAVERまとめ」が著作権侵害ユーザーの情報開示へ、ユーザーに賠償請求殺到か?
そんな中、カメラ情報誌「アサヒカメラ2017年2月号」では、緊急企画として「写真を無断使用する“泥棒”を追い込むための損害賠償&削除要請マニュアル」を掲載しています。
[緊急企画]写真を無断使用する“泥棒”を追い込むための損害賠償&削除要請マニュアル
一つのキーワードについて様々なサイトから情報を集めて構成される「まとめサイト」。その写真、実は違法にアップロードされたものかもしれません。サイトには「引用」「紹介」などと書かれていますが、著作権侵害している可能性が極めて高いのです。気軽に「まとめサイト」を作っているあなたも、知らず知らずに違法行為に加担しているかもしれません。
昨年来「キュレーションサイト」の記事の信憑性について盛んに報じられていますが、写真の世界でも同様のことが起きています。プロやアマチュアを問わず、写真が無断使用される被害が続出しているのです。無断使用されている舞台の多くが「まとめサイト」。実際、被害に遭った写真家がサイト管理者に申し入れたところ、多くのケースで数万円の使用料が支払われました。さらに弁護士を立てたり、裁判に持ち込んだりしなくても、すんなり支払われることが多いこともわかりました。というのも、「まとめサイト」の写真の多くが明らかな著作権侵害だったのです。言ってしまえば「写真泥棒」です。そこで今回、本誌ではネットの写真に関する著作権問題にクローズアップ。そもそも「引用」はどこまで許されるのかといった基本的な疑問に加えて、被害に遭った写真家の実例を検証。無断使用された際の対応策として、企業・団体・個人に対する抗議、使用料請求を行うための「文書サンプル」を弁護士の監修のもとに作成しました。
SNSで写真を投稿する方、コンテストに写真を応募する方は必見の記事です。いま一度、写真の著作権について考え直してみてはいかがでしょうか。
『アサヒカメラ 2017年2月号』
定価:900円(税込)
発売日:2017年1月20日
https://www.amazon.co.jp/dp/B01N02MV4O
[グラビア]
櫻井寛 助川康史 金盛正樹 川井聡 宇井眞紀子
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