ワシは高所恐怖症である。それも極度の。蛍光灯を換えるのに脚立に乗った時でさえ、ちょっと恐々しながらやっているくらいだ。
そのワシが、高さ338mのタワーの天辺に登ることになった・・・。
舞台はマカオ最大の建物、マカオ・タワー。東京タワー(333m)より少しだけ高い。
このタワー、挑戦系アトラクションがいくつかある。塔の高さ233m地点にある円盤形の周辺部を歩くスカイウオーク、バンジー・ジャンプ、そして、マスト・クライム。
マスト・クライムは、梯子を使ってタワーの最上部まで登る。工事関係者などでない一般人が、塔の天辺まで行けるのは世界でも唯一ここだけ。
取材の日、1階でPR担当者に会い、さて上に行ってみましょうということになったが・・・。
ここのエレベーター、スケルトン!
高層ビルでよくある外側がガラスになっているタイプだった。
あ~、もう駄目!
ワシはエレベーターの反対側の壁に張りつき、一切、外を見なかった。
「あなた、今日、マストクライムやってみるのよね?大丈夫?」
こんなワシの姿を見て、PR担当の女性が不安気に聞いてきた。
だ、大丈夫です・・・。
何故、高所恐怖症なのにこんなコトに挑むのか?あなたは不審に思っているであろう。
一つ目は、もちろん記事を書くため。
二つ目は、これをやり遂げたら何か変わっちゃうんじゃない?って思い。
三つ目は、無料だから。これ、結構、料金が高くて当時で2万円くらい(現在は2,488マカオドル=約2万5千円)。今回は取材だからタダで登らせてくれるのだ。
黄色のジャンピング・スーツに着替え、いよいよ登頂へ。
「無理だと思ったら、インストラクターに言って途中で止めてもいいのよ」
PRの人が優しく示唆してくれる。
はい、3分でギブアップして戻ってくるかもしれません・・・では、行ってきます!
ジジイ梅はタワーの天辺まで行き着けるのか!?続きは次回!(【マカオ】高所恐怖症男、338m地点到達!しかし…)
(2012年10月8日掲載)
この記事は「ジジイ梅が海外でこんなコト、やっちゃいました。古い話も多々ございますが、宜しいでしょうか?」より転載しております。
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ジジイ梅、ことフリーライターの梅本昌男が世界で見聞した面白いことをブログで書いちゃいますよ!
梅本昌男
1963年生まれ。1993年にワーキング・ホリデイ制度を利用してカナダへ。現地の邦字新聞の記者、ベルリッツの日本語教師を 経て、フリー・ライターへ。カナダでの8年の後、2001年より
タイのバンコクへ移動し東南アジア各地を回る。2006年秋より1年ほどエジプトのカイロを拠点にアラブ諸国をぶらり。現在、再びバンコクに滞在中。
記事を掲載して頂いた雑誌…「SKYWARD、AGORA(JAL機内 誌)」「MAGAZINE協賛の子供向け雑誌)」「ジュニア・アエラ」「VIA(エアポ ートリムジン車内誌)」「ポパイ」「ロングステイ(ロングステイ財団会誌)」「日経KIDS+」「日経トレンディ」「日経WOMAN」「等々。
共著の単行本…「アジアのツボ:東南アジア編(スリーエーネットワーク)」「極楽タイの暮らし方(山と渓谷社)」
記事を掲載して頂いた単行本…「地球の歩き方;エジプト2008-2009」「旅の大ピンチ(山海堂)」「地球の暮らし方:カナダ編」「地球の暮らし方:ロングステイ」「JTB海外ロングステイ30都市徹底ガイド」
http://blog.livedoor.jp/jiji_ume/