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「第17回タイ・フェスティバル2016」が東京・代々木公園で開催され、今年も無事に終了しました!毎年35万人もの人を集めるこのイベントは、まさにタイ好きの皆さんの祭典。2日間とも敷地内には収まりきらない人々が、タイ料理とタイビールを楽しみました。メインステージでは今年もタイのスターのライブが行われ、大盛況。中でも古典的なタイの衣装を意識するなど、タイらしいアプローチが注目を集めたタイガー・クラブ。バイオリン・ヴィオラの兄妹ユニットのヴィ・トリオとのコラボレーションは、多くの人の胸を打ちました。じつはタラートロットファイという市場でのパフォーマンスの仕掛けをスタート。今ではタイを代表するパーカッションパフィーマンスグループとなったタイガー・クラブの皆さん。今回は5人でのパフォーマンスとなりましたが、実は25人の大所帯なんだそう。礼儀正しく、楽屋の後片付けなど率先して行っていた好青年達でもありました!さて、どんな人たちなのでしょう?今回出演する5人を代表してギットさんが答えてくれました。
Tiger Club(タイガー・クラブ)
Tiger Club は、タイ舞踊、タイ伝統楽器、太鼓などを学び、芸術や表現に関心を持つタイ人が 集まったグループで、国内外で身に着けたそれぞれの能力を生かしつつ、独自の表現スタイルを生み出すために研鑽し、独創性のある作品を演奏している。ここ最近は、国内のイベントで和太鼓やタイの太鼓、多様な太鼓を演奏することが増えている。タイフェスティバルではVieTrioと共演し、タイ のクローンヤーオ(長い太鼓)とクラシック音楽によって斬新な音楽を作り出す。(タイ・フェスティバル ウェブサイトより)
ギット:タ、タイ・フェスティバルはじめてです・・・。
--今の気分はいかがですか?
ギット:今、丁度演奏が終わったんですけど日本人もタイ人も僕たちの演奏を楽しんでくれてすごく嬉しかったです。皆さん一緒に踊ってくれました。
--タイガークラブと言えばタラートロットファイ(鉄道市場)でのパフォーマンスは今も行っているんですか?
ギット:今もやっています。僕たちがショーの内容を考えて提供しているんですよ。
--何年前から演奏をはじめたんですか?
ギット だいぶ前から演奏活動はやっていたんですけど、本格的にはじめたのは4,5年くらい前からですね。
--今回もそうですけど国外でもイベントに出ることがあるんですよね。
ギット:はい、今回同様、ヴィ・トリオと一緒にミャンマーに行きました。
--ヴィ・トリオはバイオリンとヴィオラというクラシック楽器のグループですが、こうやって違うジャンルとコラボレーションをすることは多いのですか?
ギット:多いですよ。僕たちはタイのドラムをメインで使っているのですが、音楽ジャンルはワールドミュージックです。日本の太鼓や、アフリカのドラムも叩いているので、必然的に様々なジャンルの人たちと共演しますね。
--和太鼓も演奏するんですか?それって日本から取り寄せたんですか?
ギット:2年前に和太鼓を日本に習いに来たんですよ。3つの学校に行きましたよ。
--3つも?すごい・・・ちなみに今回は5人ですけど、実際のメンバーはもっと多いですよね。
ギット:25人です。
--今回のタイフェスの出演5人を決めるのに喧嘩にはならなかったんでしょうか(笑)。
ギット:(爆笑)喧嘩にはなりません。忙しくて来られない人も多くて、来られる人の中から選びました。
--今回の「タイ・フェスティバル」でのショーは楽しめましたか?
ギット:とても感動しました。日本人がとても協力してくれましたね。握手してくれたり、笑ってほしいところで、笑ってくれたり、皆さんかわいかったです。
--とても素敵な衣装なんですけど、自分たちでデザインは考えるんですか?
ギット:はい。自分たちで考えます。今回の衣装はあの人が(女性スタッフを指して)考えてくれました。
--みんなで協力し合っているんですね。
ギット:そうですね。みんな役割が決まっているんですよ。この人はメロディを考える人、この人は演奏のうまい人。足りない部分はみんなで考えているんです。
--今回は日本について遊びに行きましたか?
ギット:初日からドラムを見に行きました。ドラムが大好きなのでドラムショップを4件も。
--ドラムと言うと秋葉原あたりですかね?
ギット:あっ!浅草や町屋ですね。
--なるほどー、和太鼓見に行ったんですね!
ギット:そうです、そうです。日本によく来るメンバーがいるので、案内してくれます。浅草や町屋はいいですね。日本の生活や風景を見るのが大好きですけど、とても楽しめました。
--羽目は外してないんですね(笑)。
ギット:(笑)・・・ショッピングには行ったかな?あ、でも彼は飲みに行ったし、彼は魚釣りに(笑)。あと竿を買ったよね。
--「タイ・フェスティバル」が終わったらすぐに帰国するんですか?
ギット:一部は帰国します。でも京都観光に行くメンバーもいますよ。
--ん?じゃあ、タラートロットファイのパフォーマンスはお休み?
ギット:日本に来る前に「このショーをやってくれ」と言い残してきました(笑)。大丈夫です!
--タラートロットファイって場所が移りませんでしたっけ?
ギット:移りましたけど・・・今は3つあるんですよ。シーナカリン、ナワミン、ラチャダーです。
--メインメンバーがこっちにいると思うんですけど、5人いなくても3つの会場では演奏できるんですね。
ギット:はい(笑)。大丈夫ですよ。今、タイに見に来ている人はちゃんと見れています。最近は自分専用のスタジオができて、そこでワークショップやパフォーマンスのレッスンもできるようになりましたよ。
--おお!すごいですね。
--最後に日本の皆さんに一言お願いします。
ギット:色々伝えたいんですけど、まずは今回見に来てくれてありがとう。とても感動しています。今後も僕たちのことを見てください。今後も僕たちの活動を見てほしいですね。
--どこでチェックすればいいですか?
タイガー・クラブのFacebookがあります。そうそう!Facebookからタイに来る前に連絡をくれたら、旅の相談に乗ります。実はゲストハウスもやっているんですよ。
--えー?ツアー会社みたい!ものすごい勢いで問い合わせが入ったりして。
ギット:パフォーマンスの勉強もできます。観光スポットや美味しいレストランも全部紹介しますよ。僕達には海外の友達がたくさんいて、その人たちにとても助けてもらいました。だから恩返しがしたいんです。みなさん大歓迎です!
Facebookはこちら→ Tiger CLUB
[インタビュアー 吉田彩緒莉]
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