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2018年5月12日・13日と東京・代々木公園で開催された「第19回タイ・フェスティバル2018」。今年も日本に数多くあるタイ料理屋さんの自慢の料理が格安で食べられる屋台が集まり、シンハー・チャーンなどタイ料理にピッタリのタイビールで盛り上がった方も多いのではないでしょうか?そんなタイ好きや在日タイ人の方が待ち焦がれる「タイ・フェスティバル」の中でも、メインステージのショーは見逃せない!今年もタイを代表するミュージシャンが集結し、タイポップ、ロック、ルークトゥンなどなどタイの音楽ジャンルをたっぷり楽しませてくれました。
中でもこのところ毎年来日し、素晴らしいパフォーマンスで場内を一体化させてくれるのはタイのジャズをけん引する「コーさん」ことコーMr.Saxman率いる「サウンド・オブ・サイアム(THE SOUND OF SIAM)」。タイ民族楽器のトップ奏者や有名ミュージシャン、実力派シンガーを集めたスペシャルユニットです。世界中にジャズとタイの伝統的な音楽を広める活動を行い、日々タイ国内国外を飛び回る多忙なユニットでありながら、日本に対しては特別な愛情を込めたラインナップで楽しませてくれます。日・タイ修好130周年の曲「イエローサクラ」など、日本とタイの親しさを表す曲もあり、毎回彼らの演奏はタイフェスの名物の一つ。
タイランドハイパーリンクスは今年も、そんなコーMr.Saxmanと「サウンド・オブ・サイアム」にインタビュー。そして今回「サウンド・オブ・サイアム」に参加した実力派シンガー、キット・キッティナンさんにもインタビューさせていただきましたよ!
コーさんは4回目のインタビュー、キットさんは4年ぶり2度目のインタビューとなり、前回と比較してスリム化した彼にも注目です(笑)。しかしステージでの歌声は凄かった…キットさんの歌声に呆然として拍手する日本人が多かったのも今年の「サウンド・オブ・サイアム」の特徴です。
また「サウンド・オブ・サイアム」としては3度目のご登場ですが、いつも代表してコーさんに応えて頂いたインタビューは、今回は大所帯に。突然コーさんに質問を振られて慌てるメンバーがいるなど可愛らしい一面も見えた、アットホームなインタビューとなりました。
--こんにちは!今日は宜しくお願い致します!
コー:コンニチワ(日本語)!いつも毎年インタビューしてくれて、日本にプロモーションしてくれてありがとね(英語)!
--覚えて頂いて光栄です!タイランドハイパーリンクスはキットさんも4年前にインタビューしているんでるんですが、覚えてます?
コー:おー!?そうなの?
キット:もちろん覚えていますよ!
--前回とはメンバー構成が違いますよね?
コー:そうです。今回はスーパーフルメンバー。今回はキットも一緒だしね。
--今回はどんなメニューで楽しませてくれるんですか?
コー:今僕たちはタイ政府観光庁と一緒にタイ観光のプロモーションをやっています。今回「タイ・フェスティバル」で演奏する曲は、新しいアルバムに収録される曲です。今回はメンバーも最高なので、聴きごたえがあると思いますよ。
--キットさんは「サウンド・オブ・サイアム」には初参加ですか?
キット:実はタイでは何度もコラボしてるんですよ。
--あー!そうだったんですね。失礼しました。
キット:でも知らなくて当然かも。海外で共演するのは初めてなんですよ。絶対今回は楽しいですよ。このメンバーは最高のフルバンドです。最高のメンバーです。
--・・・あれ?キットさん。前にインタビューしたときよりかなり痩せました?
一同:爆笑
キット:前回インタビューしてくれた時よりは痩せました(笑)。でもまだ一番痩せている時には程遠いです(泣)
コー:僕も痩せたんだよね。
一同:爆笑
--え(笑)?ごめんなさい、気付きませんでした。変わっていないような・・・
コー:※しょんぼりの仕草
--(笑)…日本にはいつ到着したんですか?
コー:今回は5月11日。
--昨日みんなで渋谷にお寿司食べに行きましたよね?
コー:(爆笑)何で知ってるの?
--インタビュー前に皆さんの事を調べていたら、Facebook上に流れてきたんです。メンバーの方のFacebookだったと思うのですが。
コー:えー?誰かな(笑)?
--全員で行ったんですか?
コー:全員でいきましたよ。楽しかったー。毎日一緒に食事しています。
--これからステージですけど、気分はいかが?
ソーETC:どきどきしていますよ。ものすごい人の数でしょう?今回は新しいアルバムに入る曲を演奏します。早く演奏したいです。
コー:彼はタイのバンド、ETCから参加しています。キーボードの担当です。
--あ!バンド名聞いたことがあります。
コー:いやいや、日本の車のETCじゃないですよ(笑)
--大丈夫です。(爆笑)タイでETCって有名ですよね?タイ人の友達からバンド名を聞いたことがあります。
--皆さんも今日のステージへの意気込みをお願いします。
コー:今日は友達がたくさん見に来てくれています。タイと日本は何マイルも離れているけど、元々とても仲が良くて、友達みたいなものでしょう?気持ちも凄く近い!だから演奏がたのしみです。
キット:前回ここに来た時から、次も日本のタイフェスティバルに出演したいなあってずっと思っていたんですよ。日本人のお客さんは世界一素晴らしいお客さんだと思っているんで。
--えっ?それは嬉しいですね。
キット:日本のお客さんは一緒に楽しんでくれる。雰囲気だけではなく、演奏する曲自体を楽しんでくれる事がありがたいですね。
--では唯一の女性メンバーでボーカルのプイさん、お願いします。
プイ:去年「日タイ友好130周年記念」に作った「イエローサクラ」という曲を演奏しましたが、感極まって泣きながら聴いてくれるお客さんがいて。
--そりゃ泣きますよー。素晴らしい曲ですから。
プイ:本当に感動しました。日本の人は、本当にタイに愛情を持ってくれているんだなって思いましたよ。毎回演奏していて、日本人のファンの方には感動させていただいてます。今日も人がいっぱい集まってくれていて、嬉しいです。
--今回の来日では何日くらい日本にいられるんですか?
コー:今回は5日間だけかな?
--あっ!そういえばコーさん、来週19日は「ホアヒン・ジャズ・フェスティバル」じゃないですか?
コー:そうです!
--凄く行きたかったんですよ。チケットも取ろうとしたら、パスポートが切れていまして。
一同:爆笑
コー:船に乗って密航してくれば(爆笑)?
--密航するなら今ここにいたら間に合わないです。(※密航は何があってもダメです!)ホアヒンジャズフェスティバルには、コーさんだけではなくて、「サウンド・オブ・サイアム」のメンバーで出演するんですか?
コー:そうですよー。
--えっ?そしたら、このステージが終わったら、帰国してすぐホアヒンの準備ですね。大変じゃないですか?メニューは変えるんですか?
コー:今日のメニューとはがらりと変えますよ。そうそう。今日演奏する曲でタイのことを全部現せるバラエティに富んだ曲も演奏します。ホアヒンのジャズフェスティバルの後は、また海外のジャズフェスティバルにこのメンバーで行くんですよ。
--へヴィーですね…頑張ってください!
--日本のファンにメッセージをお願いします。
※コーさん、誰か他のメンバーに促す仕草。指名されたスラサックさん、びっくり
スラサック:!!!!!
--スラサックさんはタイの伝統的な縦笛の奏者ですよね。お願いします(笑)。
スラサック:日本のファンの方にめ、メッセージですね(焦)?
一同:爆笑
スラサック:東京の代々木公園のど真ん中にタイの文化が集まっていて、巨大なお祭になっていることが本当に嬉しくてたまらないですね。日本の人がこんなにタイに興味を持ってくれて、タイ人の代表としてもドキドキしています。「サウンド・オブ・サイアム」を楽しんでください。そして、皆さんの心の中にずっとと留めていてほしいです。
※なぜか一同忍び笑い
スラサック:毎年来たいと思っています。「サウンド・オブ・サイアム」は日本を愛しています!(言い終えてほっとした笑顔)
一同:おおおおおおおおおおおおおおおおおお!(なぜか大拍手)
--今日は皆さんありがとうございました!
コー:アリガトネー!写真も撮るよね(笑)。
[インタビュー吉田彩緒莉]
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