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ルークトゥン歌手としてアイドル的人気を誇るクラテーさん。若干14歳の時に女子ムエタイの48キロ級チャンピオンにまで登りつめました(リングネームはナムワーンノーイ・アールサヤーム)。
某日、クラテーさん、やはり歌手活動をしている妹のクラターイさん、そしてバンコクで女子プロレス団体設立に向けて活動を続けているさくらえみさん(参照 女子プロレスラーさくらえみ選手がタイ生活をスタート! 目標は「バンコク女子プロレス」の立ち上げ)の夢の対談が実現しました。
さくらえみ
(EMI SAKURA)
女子プロレスラー
2012年2月よりタイに在住し、女子プロレス団体設立を目指す。
クラテー・アールサヤーム
(KRATAE Rsiam,กระแต อาร์ สยาม)
ルークトゥン歌手、元女子ムエタイ48キロ級チャンピオン
ルークトゥン界のトップアイドル。
クラターイ・アールサヤーム
(KRATAI Rsiam, กระต่าย อาร์ สยาม)
クラテーの妹で一緒に歌手活動。
さくらさん はじめまして。こんなに可愛い子がムエタイのチャンピオンだったんですね。おとなりは妹さんのクラターイさんですね。
クラテーさん&クラターイさん はじめまして!
さくらさん クラテーさんがムエタイを始めたきかっけは何だったんですか?
クラテーさん 父がムエタイ好きで、試合を見る機会が多く、私もやってみたいと思い、12歳の時に近所のムエタイジムに通い始めたのがスタートです。
さくらさん お父さんの影響だったんですね。
クラテーさん さくらさんは?
さくらさん 私は子供の頃からプロレスが大好きで、かっこいいレスラーに憧れていたんです。それで自分でもやってみたくて・・・。最初、両親は反対していましたが、今は応援してくれています。
クラテーさん やっぱり両親の応援は嬉しいですね(笑)
さくらさん 女性のムエタイ選手として、難しさはありませんでしたか?
クラテーさん 正直、女性が殴ったり蹴ったりするべきじゃないという人たちもいましたね。でも、反対にアスリートとしてちゃんと認めてくれる人たちも沢山いました。
さくらさん 日本もタイも同じですね。
クラテーさん そうですね。
さくらさん 日本にも遠征に行っていますよね?
クラテーさん はい、2回行きました。日本の選手は腕を使った攻撃が多いのが特徴的でしたね。ショッピングも楽しかったし、また日本に行きたいです!
さくらさん 歌手としてデビューするきっかけはなんだったんですか?
クラテーさん 私の家は歌手の家系なんです。お父さんもお母さんも地元でプロとして活動していました。だから私も小さい頃から歌うのが大好きでした。日本でムエタイの試合をした時も、ミニコンサートをしたんです!みんな熱心に声援を送ってくれたのが印象的でしたね」。
さくらさん じつは私も歌を歌ってるんですよ!CDも一枚出したことがあるんです。
クラテーさん 格闘技と歌。私と同じですね(笑)
さくらさん 今、私はバンコクで女子プロレス団体設立を目指しているんです。タイで女の子を探して、一からプロレスを教えて、たくさんのお客さんの前で試合がしたいんです!
クラテーさん すごく面白そうですね。タイにはプロレスファンも多いと思うし、良いアイデアじゃないでしょうか。ムエタイをしている女の子はたくさんいるので、プロレスにも興味を持ってくれる女の子がたくさん集まるといいですね。
さくらさん 『バンコク女子プロレス』という団体名を考えているのですが、その他にタイの女の子にアピールするような名前を考えてもらえませんか?
クラターイさん 『レディ・バンプ』なんてどうですか?バンプとは英語でぶつかり合いの事です。プロレスで体がぶつかり合うイメージが浮かぶでしょ?
クラテーさん レディ・バンプ!
さくらさん なるほど!女の子同士のぶつかり合いでレディ・バンプですか。わかりやすい名前ですね!悪くないかも!
クラターイさん レディ・バンプ!
さくらさん 試合が出来るようになったら参加して貰えますか?
クラテーさん 参加は無理ですが、試合は見に行きたいです!
クラターイさん 相撲ならOKです(笑)。私もぜひ見に行きたいですね!
対談は終始和やかな雰囲気で進みました。『レディ・バンプ』というクラターイさん提案の名前にちなんでぶつかり合ったり、国の壁を越え、女性同士仲良くなっていたようです。(おわり)
(2012年3月3日掲載)
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