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2016年も大盛況で終わった「タイ・フェスティバル」!広大な代々木公園でも収まりきれない人たちが、青空の下、タイ料理を食べ、ビールを煽る姿はもう東京の風物詩の一つ。そしてメインステージでは、今年も多くのタイのスターたちが、「タイ・フェスティバル」を盛り上げてくれました。
タイではオーディションから大スターが育っていくテレビ番組「THE STAR」が国民的な人気番組。人気アーティストはこの番組の出身者が多く、オーディションでのし上がってきただけにそのレベルの高さにも定評があります。ファンも素人の時から見守っている人ばかり。熱心な人が多いんです。その中でも「タイ・フェスティバル」は去年にひきつづき2度目の出演となるシーズン8準優勝ゲーンソム・ザ・スター(ゲーンソム・タナタット)は、その甘いルックスでタイの女性のハートを鷲掴み。自ら作曲も手がけ、あらゆるジャンルの曲を歌いこなし、ミュージカルにドラマにと大活躍しています。そして、同じくシーズン8第3位のハン・イッサリヤは、タイで「ダンス王子」と言われ、タイポップスとは一線を隔す、クールな楽曲と長いダンサー経験から生まれるパフォーマンスで男女問わず支持を集めています。そんな2人が「タイ・フェスティバル」共演!詰めかけたタイの女性の「きゃー!」という悲鳴は半端なかった・・・。
同じシーズン8の優勝を争った2人。さぞやライバル意識が強いかと思いきや、とっても仲良し。並んでいるだけで絵になる男前2人に、聞きづらいことまで突っ込んでみましたよ!(2016年5月14日 タイ・フェスティバル会場メインステージ裏にて)
ゲーンソム・タナタット
オーディション番組「The Star」第 8 回の準優勝者。「24 時間愛し続ける」や「あなたとあなただけ」など数多くのヒット曲を出す。ヒップホップ、ダンス、ポップス、ミュージカルなど多彩な分野で活躍し、作曲も行う。ミュージカル「ルアット・カッティヤー(2014 年)」や「The Wedding Day (2016 年)」では主演を務め高評価を得ている他、テレビドラマにも多数出演。(タイ・フェスティバル公式サイトより)
ハン・イッサリヤ
オーディション番組「The Star」第 8 回第 3 位の ハンは、実力派のダンス系アーティスト。ハンは、バード・トンチャイやビー・スックリットと いった、国民的スターのバックダンサーを務めて いた経験がある。歌手としてデビューしてから は、国内ツアーコンサートや様々なイベントで 活躍しており、「プリンス・オブ・ダンス」 というニックネームを持つ。ダンスを学ぶために何度も来日している。ドラマ出演も多数。(タイ・フェスティバル公式サイトより)
--ゲーンソムさんには去年インタビューしましたが覚えていますか?
ゲーンソム:覚えています!覚えています!
(参照 ゲーム&グランド&ゲーンソムThe Star独占インタビュー@第16回タイ・フェスティバル2015)
--ありがとうございます!「タイ・フェスティバル」に出演して、変わったことはありますか?日本のファンができたとか。
ゲーンソム:できました!日本からライブを見に来てくれるファンができましたよ。「タイ・フェスティバル」で写真を一緒に撮った人もいて、それも見せてくれた人もいるし、3回見に来てくれた人もいます。
--凄いですね(驚愕)。何回来てくれたっていう事まで覚えているんですか?
ゲーンソム:もちろん!覚えていますよ。「タイ・フェスティバル」で僕を知ってくれた人がいることがとてもうれしいです。
--ハンさんは「タイ・フェスティバル」は初めてですけど、どんな気分ですか?
ハン:とても光栄です。
ゲーンソム:彼は日本によく来るんですよ。だから日本の事はとても詳しいです。
--そうでしたね。ハンさんはダンスを習いに日本に通っているんですよね?
ハン:そうです。ダンスのレッスン以外でプライべートでもよく日本に来ています。日本の友達も沢山います。
--他の国でもダンスは習えると思うんですけど、あえて日本を選んだのはどんな理由ですか?
ハン:日本のカルチャーが好きだったというのもありますけど、日本のダンスはとてもレベルが高いです。技術も表現力も。今は日本のダンサーは世界中で認められているんですよ。だからダンスを学ぶなら、日本で学びたいと思っていました。
ゲーンソム:本当にそう。日本のダンサーは独自の表現力もあるし、見せ方もすごい。日本のダンスや音楽のレベルが、世界的にもかなり高いと思います。
--詳しいですね。さすがです。日本のダンススクールに通っているということはスクールに友達もいるでしょうね。今日は見に来てくれているんですか?
ハン:見に来てくれています。ダンスの先生も来ていますよ。
--お友達もハンさんの活躍を生で見る事ができてうれしいでしょうね。
--大人気の2人ですし、同じオーディション番組出身なので、ライバル?
ゲーンソム:いや、ライバルと言うより親友ですね。世代も同世代だし。僕たちは同じ「THE STAR」のシーズン8で、最初のオーディションからずっと一緒だったんですよ。オーディションの緊張も分かち合いましたし、あの番組は毎回勝ち抜いていくものなので、その感動も一緒に味わってきました。あの感覚を同じ時期に最後まで経験した仲間ですからね。彼とはデビューしてからも、仕事だけじゃなく、プライベートでもよく会っています。
ハン:彼は友達という存在ではなくて、本物の家族のようですね。それだけではなく、音楽の好みも、好きなものも似ているし。
--あれ?そう言えば、今指にしている、この指輪、お揃いじゃないですか?
ゲーンソム:あ、これ?
ハン:そうそう!
ゲーンソム:この指輪、一緒に買いに行って同じものを買った訳じゃないですよ。
--え?どういうことですか(笑) ?
ハン:偶然だよね。
ゲーンソム:2人とも違う場所で買って、偶然一緒の指輪を買っていたんですよ。でも、こういうことが本当によくある(笑)!
ハン:同じ趣味だから服も偶然同じのを持っていたりしますよ。
--えー(驚愕)!?恐いくらい好みが同じなんですね(笑)!
--でも、そこまで趣味が一緒だと、女の子の趣味も一緒で、偶然同じ人を好きになったりしないんですか?
ゲーンソム:いやそれがですね!それはない(爆)!
ハン:ないない!女の子の趣味は全然違うよね(笑)!
--じゃあ、せっかくなので、二人の好みの女性を聞いておきましょうか(笑)?日本の女の子も気になると思いますし。
ゲーンソム:そうですね…。好みが一緒で、僕のことを理解してくれる人が一番ですね。一緒にいて安心できてハッピーになれる人がいいな。
ハン:若い時は見た目が一番で、
--今も十分若いですけど・・・(笑)。
ハン:今は自分のことを理解してくれる人が良いですね。
--2人ともプライベートでもよく日本に来ているので日本の女性を好きになる事もあるんじゃないかと思うんですが!
ゲーンソム:日本の女性はかわいいです。
--ハンさんはダンススクールに通っているわけで、そんな機会も多いんじゃないですか~?
ハン:あははは・・・実は日本の女の子がかわいいから日本にダンスを習いに行くことにしたのかも。あっ!冗談ですよ(笑)!
--ダンススクールに気になる人はいないんですか?
ゲーンソム:おーい(冷やかし)!
ハン:いやー、ほとんど10代の人なので、ちょっと若すぎるかな?
--とても仲が良い2人ですが、お互いにここは素敵だな、って思う所と、いやー、ここはちょっと直した方が良いんじゃないかなー?と思う所を教えてください。
ゲーンソム:えっ(爆笑)
ハン:うわー!こんな質問初めてだ(爆笑)!
--本当ですか?ラッキー!教えてください!
ゲーンソム:いいですよー(笑)。答えましょう!ハンは僕から見ると実の兄弟。本物のお兄さんみたいに思っています。何でも相談できるし。仕事の部分でも尊敬しています。とにかくダンスがすごいです。直した方が良いんじゃないかなー、と思う所はですね…・
ハン:・・・(笑)。
ゲーンソム:彼は働きすぎです!
--えっ?そうなんですか?
ゲーンソム:そのうち身体を壊すんじゃないかと思うくらい、働くんですよ。歌やダンスやドラマ出演だけじゃなくて、ダンススクールも経営しているんですよ。彼が教えているんです!
--なんて贅沢なダンススクール。
ゲーンソム:しかもまだまだ上達するために日本にレッスンに通っているし。仕事をセーブして健康に注意してほしいです。
--だそうですよ・・・(笑)。
ハン:働いている方が楽しいんです(笑)。
--ハンさんがゲーンソムさんのここが良いなと思う事は?
ハン:曲も自分で作れるし、すごく才能がある人だと思います。それに、今回もそうですけど、ゲーンソムと共演だよ、って聞くと安心できますね。
--タイでもよく共演するんですか?
ハン:よく共演します。
--ここは直した方が良いんじゃないかなー?と言う所は(笑)?
ハン:これは良い部分でもあるんですが、アーティスティックな所があって、ちょっと内向的なんです。あまり積極的に人と接しないんですよ。
--えっ?意外です。こんなにお話ししてくれているので(笑)。
ゲーンソム:・・・(苦笑)
ハン:実はそうなんです。だからもっと心を開いて沢山の人と交流した方が良いと思いますね。
--最後に日本の皆さんにメッセージをお願いします。
ゲーンソム:今回も「タイ・フェスティバル」に出演できてとてもうれしいです。そして前回知ってくれて応援してくれる皆さん、ありがとうございます。僕の曲を沢山聴いてほしいです。
ハン:この機会に知ってもらって、応援してくれると嬉しいです。日本の女の子はかわいいですよ!今回の「タイ・フェスティバル」の僕たちのステージを楽しんでほしいですね。
[インタビュアー 吉田彩緒莉]
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