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「まるで少女漫画から抜け出してきたような」
…この言葉を使うことは、自分の人生においてないと思っていた。
しかしJaさん(本名 Phachara Suansri)とFirstさん(本名 Chalongrat Novsamrong)に初めて会った瞬間「まるで少女漫画から抜け出してきたような」という言葉以外、お恥ずかしながら出て来なかった。
タイという国は、一体どこまで逸材を隠し持っているのだろう!?恐ろしくなってしまう。
188cmと高身長かつ、少年のようなあどけない表情も残すJaさんと、涼し気な目元で黙っていたら人形のようにも見えるFirstさん。ファンの方の「絶妙な身長差」という呟きを目にしたことがあったが「なるほど!
あっ!…黙っていたら、と言うのは決して悪いことではなく(笑)、会話をするとどれだけ男前であろうと、そこにフレンドリーさとユーモアが加わるのが、タイの俳優の人気のポイントだと思う。
今回は2023年に入って2度目の日本でのファンミーティングを行うなど、日本アプローチに力を入れている「JaFirst」にインタビュー。
2人は日本でも話題となった2020年のタイBLドラマ『TharnType2~7Years of Love~』で、主演ではなかったもののサブカップルを演じ、注目を集め、その人気から2人をメインカップルとした『Don’t Say No~ 心が近づくとき~』が制作されたという異例の大抜擢を経験。そして、ノスタルジックな学生時代の描写が話題となった『Remember Me』と、主演共演が続く。
2023年夏からタイと日本(Rakuten TV)で同時オンエアされている『Be Mine. Superstar』は、ずっとあるスター(First)に憧れていた大学生(Ja)が、芸能界でのインターンを始めたことで、憧れだったスターと出会い、恋に落ちるという設定のドラマ。
「推し」を応援している方であれば、夢と希望を与えてくれる内容だけにワクワクしている人も多いのではないだろうか?
BLドラマに興味がない人も、日本でのロケが行われているこのドラマは必見。「タイの人から見た日本」がとても新鮮に映るに違いない。
ーー Firstさんはサラブリー県の出身なんですね。
First:はい!サラブリーで生まれました。
ーー 友達の実家がサラブリーにあって、一度泊ったことがあるんです。
First:えっ?ほんと?
ーー 凄く高い山の上にお寺があって、緑がいっぱいで、とても素敵な所でした。
First:そのお寺はWat Phra Phutthabatです。
ーー 日本から旅行しようとすると、サラブリー県に行く人はまだ少ないので、魅力を教えてください。
First:そうですね。山が多いのが特徴の一つですね。タイ人はイサーン(タイ東北部)に旅行するのに…あっ?イサーン地方は知っていますか?
ーー はい。イサーン料理が大好きなので、もっとイサーン地方に旅行したいんですよね。
First:おっ、いいですね(笑)!サラブリーはバンコクから車でイサーン地方に旅行する場合、必ず通る県なんです。だからタイ人はサラブリーを観光してからイサーン観光したり、イサーンから戻ってくるときに、サラブリー観光をしたりしています。
サラブリーは都会で遊ぶよりも、自然の中でのんびりしたい人が訪れる町ですね。山だけではなく滝もあります。
ーー Jaさんはバンコク出身なんですよね?
Ja:はい。でも、あまりバンコクにいないんですよ(笑)。
ーー 違う県に出かけることが多いんですか?
Ja:そうですね。
でもバンコクにいるときには主にリバーサイドで過ごすことが多いです。アイコンサイアムや、チャオプラヤー川にあるおしゃれなカフェや、レストランに行きますね。
ーー おお、なんかおしゃれな過ごし方をしていますね。
Ja:はい、おしゃれです(笑)。
――(笑)。2人がおすすめするタイの観光スポットはどこですか?
First:海かなー。海は思い切り遊べるし、のんびりもできるし。僕は「ゆっくりしたいな」と思ったらラン島に行くことが多いですね。パタヤにも行きます。
でもラン島もパタヤも平日に行くことをお勧めします。バンコクから車で行く人が多いので、週末は道路が凄く混みますよ。
Ja:僕がタイで一番おすすめの場所はナーン県ですね。自然がたくさんあるのはもちろんですが、タイ北部の県なので、北部の文化だったり、国境の県なので、国境ならではの文化だったり、山岳民族の文化だったり、ナーン県独自の文化があるんです。
ぜひ行ってみてほしいですね。
ーー タイのココが自慢!というポイントはどこだと思いますか?
First:タイ料理!
ーー 即答ですね。でも、タイ料理は本当に美味しいです。
First:僕は昔バトミントンの選手だったんですけど、海外から選手が来ることがあって「タイ料理は本当においしいね!」ってどの選手も言ってくれるんですよね。
それに安いじゃないですか。
ーー今、円安だからタイでタイ料理食べると高くて(涙)。日本で食べる方が安いお店もありますね。
First:あー、レストランで食べるとそうかもしれませんね。タイは今ちょっと物価が上がっています(笑)。
Ja:やっぱりタイはレストランにしても、ホテルにしても、他の国よりもあたたかいサービスができる国だと思います。
ーー確かに。皆さんとてもフレンドリーですよね。
Ja:はい。僕は海外旅行が好きなんですけど、どこの国よりもタイはホスピタリティが優れていると感じます。お客さんに幸せになってほしいから、奉仕してくれる。とても素晴らしい所だと思います。
ーー JaさんもFirstさんもチューレン(ニックネームのこと。タイ人は名前が長いので、チューレンをつける風習がある)だと思いますが、由来はなんですか?
First:僕はもう単純!長男なので(笑)。
ーー わかりやすい(笑)!
Ja:僕はちょっと…。
ーーえ?なになに?なんですか?
Ja:僕は昔、やんちゃだったんですよね。それで「Ja」ってつけられました。
ーータイでは「Ja」はやんちゃな子につけられるんですか?
Ja:いや…実は最初は「ニンジャ」って呼ばれていたんです。でもチューレンで「ニンジャ!」って呼ばれるのイヤじゃないですか(笑)。だから「Ja」だけにしました。
ファンの方にも呼ばれたくないので、言おうかどうしようか悩んでいたんです(笑)。
ーー(爆笑)…。確かにタイ人で「ニンジャ」ってチューレンの人にまだ会った事がないです!JaさんのJaは、実は日本由来だったんですね(笑)。
Ja:そうなんです(笑)。
ーーファンの皆さん。どうかこれからもニンジャではなくJaさんと呼んでくださいね(
ーー2023年はファンミーティングだけでも2回も来日しているんですよね?トータルでは何回来日しているんですか?
First:5回?もしかしてもっと?
Ja:もっと多いんじゃない?7回くらいの印象が…。
ーー日本の入国制限が緩和されてからと言うことになると思うんですけど、そうなるとかなりのペースで来日していますね。覚えた日本語も増えたのでは?
Ja&First:うーん…(笑)。
ーー 最近覚えた日本語は何ですか?
Ja:「ハジメマシテ。ボクノナマエハ、ジャーデス」。
自己紹介系の言葉は覚えましたね。あとは「寿司」(笑)?お寿司屋さんでオーダーする時の言葉を覚えました。
First:僕は昨日聞いたばかりで忘れられない言葉ありますよ。「サイコー!」。
あと「モシモシ」。これ、今はあまり使わない言葉って本当ですか?
ーーあー、確かに。電話で相手の声が聞こえないときに「モシモシ?」と言うけど、電話に出る時にはあまり使わなくなったかも。
First:えー?今は何と言って電話に出るんですか?
ーー(笑)…。えーっと、意識したことがなかったけど普通に「はい」って言って出ますね
First:ああ、タイと同じですね(電話に出るリアクションをして、自分も何も言わないことを確認。)。
ーー 今回のファンミーティングはパジャマパーティーがテーマだったんですよね?アイディアは2人から出たものですか?
First:スタッフを含め、色々な人から出たアイディアです。みんなで話し合った結果、前回とは異なるテーマにしたかったのと、もっとラフな感じにしたかったっていうのがあります。
でも、まさにイメージどおりでした。オープニング動画もあったんですが、かわいい感じになったと思います。
Ja:(頷く)
ーーファンの皆さんの反応はいかがでしたか?
First:みんな「おおおーっ!」と言って驚いてくれましたね。サプライズになったと思いますよ。
ーー今、Rakuten TVでオンエアしている2人が主演の『Be Mine. Superstar』の設定が凄くおもしろいなって思ったんですよね。Jaさんが演じる大学生が、Firstさん演じるずっと憧れていたスターとお近づきになるラブロマンスですよね。2人には憧れのスターはいましたか?
First:僕はアイドルのファンでした。やっぱり芸能人って憧れますよねー。
ーードラマみたいに恋するレベルですか?
First:その人みたいになりたいなあ、とは思いましたけど、さすがに恋はしていないですね。
Ja:僕も憧れのスターがいました。ただ今回の僕の役のように、憧れのスターを恋愛対象には考えたことはないです(笑)。
ーー 2人とも憧れている人の多いスターだと思うのですが、Firstさんの場合、スターの役をスターが演じるわけじゃないですか。何かコツでもあるんでしょうか?
First:最初は役に対して何の感情も持っていなかったんですけど、台本をいただいてから「この役は難しいな」って思いましたね。
ーー Jaさんは「なんで僕がスター役じゃないの?」って思ったりはしなかったんですか?
Ja:それはなかったですよ(笑)。前回の役とは真逆のキャラクターを演じてほしいっていう監督のコンセプトがわかっていたので。
ーー このカップルで主演が続いているわけですが、JaさんがFirstさんを好きになる役、FirstさんがJaさんを好きになる役、というように毎回変わっていくわけですよね。役とは言え、気持ちの切り替えはどうしていますか?
First:特に気持ちの切り替えはないですね。物語のシナリオ通りにやっています。一つの作品が終わったら、次の作品になるので、その物語通りに演じています。
ーーJaさんは大学生のインターン役ということもあって、今回凄くテンションが高い役だなあと思うのですが、学生時代を思い出して演じた感じですか?
Ja:今回の役は芸能界でのインターンですけど…。僕は航空関連の学校に通っていたので、パイロットを目指していたんですよ。
ーーこんなパイロットがいたら、お客さんは気もそぞろ、客室乗務員は仕事にならなさそうですね(爆笑)。
Ja:…(笑)。その頃、航空会社にインターンに行ったことがあって、その時の新鮮さやテンションを思い出して演じました。
ーー そうだったんですね。
今回のドラマはファンがスターを恋愛対象として考えてしまっている訳ですが、どうでしょう。2人はファンの方と恋に落ちることはあると思いますか?
JA&First:うーん(爆笑)。これは答えづらい(笑)。
ーーチャンスはないと。
First:いや、なんと答えればいいんだろうって思って(笑)。
毎回イベントに出演すると「私と結婚してください、これ連絡先です!」とメモを渡されることはありますけどね。でもお互い初対面じゃないですか。相手のことは何もわからないし…。
ーーなんて積極的なファンの方!
Ja:まあ、でも…こういうことって、僕が決める訳ではない気がしていて。
ーーどういうことでしょう?
Ja:この世の中って、何でもあり得るじゃないですか。
ーー優しい!
Ja:運命って神様なのか、何なのか、何か大きなものが決めていると思うんですよね。だから何が起こるかわからない。そういうことが起こることも可能性としてあり得ますよね。
ーー芸能界にデビューして、BLドラマに出演することになった時は、どのように感じましたか?
First:僕が芸能界に入ったばかりの時は、CMの仕事が多かったんです。初めてのドラマ出演ということもあって、凄く新鮮に感じました。
Ja:僕はすごく緊張しました。学生の頃は芸能界と全くかかわりがなかったので、全く新しいことへの挑戦でしたからね。
ーーデビューのきっかけは何だったんですか?
Ja:パイロットも好きだったんですけど、その時はもっと若くて勢いがあったっていうことが一番大きなきっかけですね。違うことにもチャレンジしてみたい気持ちが大きかった。どちらにもチャレンジして、好きな方を選べばいいと思ったし、そして今があるのかな。
First:子供の時には芸能界に憧れていました。でも、その後はバトミントンに夢中になっていました。プロを目指していたので、興味はバトミントン1本になっていましたね。
でも、偶然というか流れというか、ラッキーというか(笑)。
本当にバトミントンしか興味がなかったのですけど、モデルとしてスカウトされた時に初めて本物の芸能界にあこがれましたね。
ーー『Be Mine. Superstar』は日本でロケをしていることでも、日本のファンの間では話題になっているようですね。ロケで印象に残った場所はどこですか?
Ja:僕は日光ですね。1月の真冬に山の上にある旅館に泊まったんですけど、雪があるし、大自然がいっぱいで、温泉もあって…こんな日本を知ったのは初めてだったんです。凄く印象に残りました。
ーー旅館は日本の誇りです。
Ja:そうなんですよね。旅館は日本にしかない文化なので感激しました。
First:僕は初めて行く場所に何でも感動してしまうタイプなんです。僕はこの撮影の時が初めての日本だったんですよ。だから、東京を通ると「うわあ!すごいこれが東京なんだあ。人が沢山いる!」ってドキドキしましたし、Jaも言ってましたけど、日光も「こんなに素敵な場所が日本にあるんだ!」って感激しました。
日本のアニメが好きなので、アニメで見た実際の場所を現実に見ると、気持が上がりますね。
ーー作品紹介のダイジェスト動画に、侍のちょんまげ被ってるシーンありましたよね?日光でロケをしたという事は日光江戸村(EDO WONDERLAND 日光江戸村)ですか?
First:そうそう。日光江戸村です!あれは実際に殺陣の演技も教わってから演技したんですよ。
ーー初めての日本で、初めての侍役は楽しかったですか?
First:楽しかったし、動画撮ってみんなに見せたかったんですけど、その時はまだドラマの内容が秘密だったので、ダメだって言われてしまいました(笑)。
ーー 2人はお仕事ではいつもタッグを組んでいるんですけど、プライベートで遊びに行ったりはするんですか?
First:最初に共演したドラマ(『TharnType2 ‐7Years of Love‐』)の時には2人でよく遊びに行っていました。色々な場所に行きましたね。
ーーずーっと仕事でいっしょにいると「時には離れたい」って思います?
First:やっぱり趣味が違うので、そうなりますよね。
Ja:僕は読書が好きなんです。あとは、友達とおしゃべりするのも好きだからそういった時間は大切です。
First:僕の場合、時期によるんですけど、今は家族と一緒にベトナム料理のお店を経営しているっていうのもあって、ベトナム料理に合う野菜を探すことが趣味なんですよ。
ーー仕事の時間が長いと、ケンカになることはないですか?
First:意見が合わないことはあります。でも、さすがにケンカはありません。
ーーお互いのことをどんなふうに思っているんでしょうか?
First:Jaは集中して物事を深く研究する力が凄いと思っています。
Ja:Firstはエネルギーに溢れていて、いつまでも少年みたいな本当に楽しい人です。
ーー確かに。明るくて元気な感じですね。
First:気分によりますが(笑)。でもエネルギーって大人になると失われませんか?フレッシュな雰囲気や、少年らしさも年々減ってしまうでしょう?でも、僕の場合は友達といると、今も子供じみた部分が出てしまいますね。
ーーここだけは直してほしいと密かに思っているところはありますか?
First:ないです(笑)。今のまま、自分らしくいてほしいです。
Ja:僕も。
ーー 2人とも何だか王子様みたいだし、キラキラしてるので凄くモテると思うんですが、失恋したことなんてあるんでしょうか?一番ショックだった失恋経験談を聞かせてください。
Ja:(笑)…。
えーっと…これは高校生の時の話なんですが、その時はまだその相手のことが好きかどうかもわからない時で、でもそれが恋なのかを自分で確認したくて無茶をしたことがあります。
全力でその人に尽くしたんですよ。恋だったら好きな人を支えたいし、自分の時間を全部その人に捧げようと頑張ったんですよ。
でも結局は別れたんです。すごくショックだったんですよね。
ーーそれは初めての失恋っていうことですか?
Ja:いや、失恋は他にもしているんですけど(笑)、真剣に「恋」というものを知ろうとして、恋愛に向き合おうとしたのに失敗した初めての経験です。
高校生の時って、一番恋愛について色々知りたい時期だと思うんですけど、あれはショックでしたね。
ーーなんか…相当その人のために頑張って燃え尽きた感じが伝わってきます(笑)。
First:僕はよく失恋するんですよ。
ーーえ?いやいや、全然見えませんね。
First:だって好きな人にプレゼントをあげたら、プレゼントを棄てられたことがあるんですよ。あります?
ーー ええええええ?嘘でしょ?そんなひどいことする人いるんですか?そんな目に遭った人に初めて会いました!
First:はい。ここにいるんですよ(笑)。結構悲しい思いをしているんです。でも大人になって少しずつ数多くの失恋を笑い話にできるようになりました(笑)。
ーー タイはBLドラマで主演した2人のカップルをセットでずっと活動させていく動きが多いですよね。アイドルグループのような感覚だと思うのですが、もし今後、俳優を続けていて別の俳優さんとカップルで主演することになったら、お互いドラマは見るんでしょうか?
Ja:それはすごく祝うべきことだと思っています。この2人ではなくても、もう違う相手でも、違う世界を見せられる俳優になったと判断してもらったと言うことになるし、新たなステージに立ったことになりますからね。
First:僕もそう思います。違うジャンル、違う人との仕事ができるようになることは、俳優として成長したことになりますよね。もちろんドラマを見て応援しますよ。
ーー俳優デビューのきっかけはBLドラマだったと思うのですが、今後はBLドラマ以外のドラマや映画にも出演してみたいですか?
Ja:僕は常にオープンなので「こんな役をやりたい」とは決めつけず、オファーがあれば色々な役をやってみたいですね。
First:昔は恋愛ドラマといえば、男女のカップルの話が当たり前だったじゃないですか?まさかBLというジャンルが登場して、そこからスター俳優が生まれるなんて、誰も想像していなかったと思います。
今後もどんな作品で人気が出るのか、どんな俳優が人気が出るのか予想ができないですよね。だからこそ色々な役をやってみたい。
ーータイにもベテランの俳優さんで、すごくいい味をだしている方がたくさんいますよね。中年になっても、
First:僕にとっては俳優以外の仕事はありえません。ずっとこの道を進んで行けたらなって思います。
Ja:僕は将来どうしている、と言うことは決めていません。常に今の自分に集中したいですね。今後何が起こるかわからないし、それもなにか大きな流れがあって、決められていくのかもしれないし。
ーーJaさんは先ほどの「推しとファンは付き合えるのか?」の質問でも自分が決める訳ではなく、何か大きなものが決めている、と話してくれましたけど、そういう考え方をするタイプなんですね?
Ja:そうです(笑)。僕は割とそういう考え方です。
ーーでは最後に、この記事を読んでくださっている皆さんにメッセージをおねがいします!
Ja:日本のファンの皆さん、応援してくれてありがとうございます。『Be Mine. Superstar』もぜひ見てくださいね。
First:「タイランドハイパーリンクス」を読んでくれている皆さん。僕たちの記事を読んでくれてありがとうございます。
ーー お!媒体名も言ってくださってありがとうございます(笑)!
First:僕たちのことをまだまだ知らない人もいると思うので、ぜひドラマを見てくださいね。
ーーありがとうございました
取材が終わっても「日本人って暑い方が好きって本当ですか?」「今日みたいな天気でも好きなんですか(この日は東京は灼熱の暑さ)?」と、元気いっぱいに逆質問をしてくる人懐っこく明るいFirstさん。そして落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと話してくれるJaさん。
長い年月、同じドラマの仕事をしていくには、お互いの相性がとても大切だと思う。例えばどちらも同じテンションの人が長く一緒にいると、疲れてしまうこともあるだろう。
「絶妙な身長差」はもちろんだが、カップルの設定に最適な相性というのもあるのだろう。
何より驚いたのは『Be Mine. Superstar』のキャラクター設定と、インタビュー中の2人のテンションが真逆だったこと。
ファンの方ならきっとご存知だろうが、物静かで落ち着いているJaさんが、今の役柄のテンションにもっていくのは一つの才能だし、逆に少年のように無邪気な明るさがあるFirstさんの今回の役柄は、話し方や物腰一つひとつに演技の工夫が必要だろう。
ただビジュアルが良い、というだけではファンはついて来ない。毎回丁寧に作られるシナリオは、俳優の魅力を様々な角度からアピールしているのだ。
俳優のスカウトやキャスティング、ドラマ作りまで、視聴者を魅せる丁寧で繊細な仕事が、今のタイBLドラマの世界的な人気を育んだのだろう。
今後も俳優に限らず様々なことに挑戦してくれそうなJaさん、俳優の道しかないと言い切ったFirstさんの活躍はもちろん、なかった道を切り開いたタイのエンターテイメントの進化も楽しみだ。
[取材・文:吉田彩緒莉(Saori Yoshida/Interview・text)]
[通訳:Panisa Chaikaewmay]
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ジャー=パチャラ スアンシー
Ja-Phachara Suansri จา-พชร สวนศรี
1998年4月6日生まれ
188cm
https://twitter.com/jaestsx
https://www.instagram.com/jjaajaaaa/
ファース=チャローンラット ノープサムローン
First-Chalongrat Nobsamrong เฟิร์ส-ฉลองรัฐ นอบสําโรง
1998年4月9日生まれ
177cm
https://twitter.com/firstfh5
https://www.instagram.com/first_fh/
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