こんにちは、ぼく、たびえもんです。
全30回連載のこのコラム、いよいよ残すところあと2回となりました。今まで読んでくれたみなさん、どうもありがとうございます!
旅に行きたくなるカフェ(http://tabiiku.org/)にも、ぜひ遊びに来て下さい!
今回はKさん一家の子連れ旅行エピソードの中でも、一番(?)のハプニングをご紹介します。
灼熱の夏のドバイを訪れた話は、第8回や18回でしましたが、滞在中の1日、ドバイを離れて遠出しようと企んだんですって。
目的地に選んだのはアル・アイン。内陸にあるオアシスの街です。ドバイからは長距離バスで訪れることができるんですが、実はオマーンとの国境もすぐ近いところなんです。
はい。Kさんは子供たちを連れて、日帰りでオマーンにも行ってみようと考えました。ガイドブックによると、オマーン側の町ブライミに行くだけなら、ビザなしで簡単に行けるような情報があったんですって。
かくして訪れたブライミの町。海に面しているドバイよりも湿気が少なく、日陰になると少しは過ごしやすいけど、やっぱり暑い。スーパーで涼んだり、市場でお店の人と仲良くなってお土産にナツメヤシを買ったり、それなりに楽しく過ごしたそうです。
で。行きはよいよい帰りは怖い…。
UAEの国境事務所から、再びアル・アインに戻ろうとしたら、オマーンの出国スタンプがパスポートにないから、入国を認めるわけにはいかない! と言われてしまったのです。
普通は国境をまたいで、それこそ歩いても数分のところに、相手方のイミグレーションがあるんだけど、ここの場合、オマーン側のオフィスはなんと60キロも離れた場所にあったんです。60キロって…。
さて。どうしたか。タクシーをチャーターして、思わぬ砂漠のドライブ。オマーンのスタンプをもらうために、往復120キロの道のりを走ることになりました。
子供たちは思わぬドライブ旅行にテンションが上がって、大はしゃぎだったそうですよ。
(2012年4月22日掲載)
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