こんにちは、ぼく、たびえもんです。
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子供と歩きたい世界の街角、唯一の中南米編はメキシコシティです。標高2000メートルの高原の都市です。
メキシコシティって、なんとも安直な名前ですけど、実はコロンブス以前のアメリカ大陸で栄えたアステカ帝国の都だったって知っていますか?
当時はテノチティトランと呼ばれていて、湖に浮かぶ島の上に建つ、神秘的な湖上の都市だったそうです。やって来たスペイン人が、その美しさに驚嘆し、そして侵略してしまったんですね。歴史は残酷です。
21世紀の現在、メキシコシティに湖上の年だったころの面影はほとんど残っていません。湖は埋め尽くされてしまい、一部しか残っていないのです。
その一部だけ湖が残っている場所がソチミルコ。アステカの伝統船を模した遊覧船も出ていて、週末は家族連れで賑わいます。子供と遊びに行くにも絶好の世界遺産です。
中南米の国というと治安が心配ですが、メキシコシティは比較的安定しています。地下鉄路線も多いので移動も便利。ただ混雑する上にスリも多いので、注意して下さいね。
貧富の差が大きいのもメキシコの特徴です。悲しいことだけど、スペイン系の白人ほど豊かで、先住民のほうが貧しい傾向にあります。
中心部に行くと、子供の物乞いなんかもいたりするけど、そんな様子を自分の子供に見せるかどうかは、親の判断じゃないでしょうか。
世界中みんな友達、みんな平等なんて、きれいごとの嘘っぱちだって、どうせ子供はすぐに見抜いてしまいます。だから、世界の現実を見せてあげるいい機会じゃないかって、ぼくは思うな。
メキシコシティのいいところは、そんな暗い過去や厳しい現実を抱えつつも、みんな底抜けに明るいことです。街を歩いていたら、たぶんすぐに「ヘイ、アミーゴ(友達)!」って声をかけられるはず。
(2012年4月14日掲載)
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