こんにちは、ぼく、たびえもんです。
暖かくなったと思ったら、雪がどかんと降ったりしながら、少しずつ春めいてきましたね。「旅に行きたくなるカフェ」のオープンも、近づいていますよ! ああ、準備を急がなくっちゃ。
四季の美しさに恵まれた日本ですが、旅行の計画を立てるにあたっては、目的地の気候が気になりますね。乾期なのか雨期なのか、暑いのか寒いのか…。
今回は、旅行先の気候を読み違えて大変な目に遭ったという事例をご紹介します。4回目のコラムでご紹介したKさん家族に、再び登場してもらいましょう。
Kさんたちが、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに出かけたときの話です。このとき、子供たちの年齢は長男(4歳)、長女(2歳)。エティハド航空が子供100円(!)の格安キャンペーンをやっていて、それに乗っかって旅行を決めたそうです。
安いのには、何か理由があるのにね…。
そう。このドバイ旅行には大きな落とし穴があったんです。それは8月つまり真夏であったことです。
Kさんに言わせると「知ってた」そうなので自業自得ですが、45度を越える猛暑は想像以上で、子供たちがホテルから外に出るのを嫌がったほどだったとか。まるでサウナの中を歩いているような、逃げ場のない蒸し暑さなんですって。
ぼくだったら、絶対行きたくないな、そんなとこ。暑さに強い竹だって、さすがにへたばっちゃいますよ。
でも、そんなドバイでも楽しみ方はあるんです。冷房の利いたメトロや、値段の安いタクシーを上手に利用して、人工島パームジュメイラを訪れたり、世界一高いブルジュハリファを観に行ったり。
強烈な暑さはもちろん、アラビア文字の看板や、黒ずくめの服装をした現地の女性など、明らかに日本とは違うエキゾチックさが、子供たちには、とても強烈に印象に残ったそうです。
世界は広い。帰国後、気温36度の東京が涼しく感じられたんですって!
(2012年3月6日掲載)
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