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「ラグジュアリーコレクション」とは、世界中で様々なホテルブランドを展開するマリオット・インターナショナルの、世界的に名高いホテルやリゾートばかりを集めたコレクションです。バンコクのBTSプルンチット駅近く、ウィッタユ(ワイヤレス)通りには、5つ星ホテル「アテネホテル ラグジュアリーコレクションホテル バンコク(The Athenee Hotel a Luxury Collection Hotel Bangkok)」があります。
今回宿泊した「アテネホテル ラグジュアリーコレクションホテル バンコク」は、立地がとてもよく、バンコクの都市鉄道BTSのプルンチット駅から歩いてすぐの場所にあります。近隣にはセントラルワールドやサイアムパラゴン、ターミナル21といった有名ショッピングモールもあってとても便利。
また、「アテネホテル」は、ラマ5世の娘であるバラヤアロンコーン王女が暮らしたカンダヴァス宮殿跡に建てられているそうで、タイの伝統を織り交ぜた洗練された美しいデザインで優雅さと豪華さを演出しています。「ラグジュアリーコレクションホテル」の名の通り、滞在中はどこまでもラグジュアリーな気分になれるホテルでした。
冷たいドリンクとお絞りが用意される中、チェックインをして早速客室へ。ちなみに、この日、スタッフさんはタイの伝統衣装を身に纏っての接客でした。
今回宿泊したのは、17階の角のアテネプレステージでした。ここは高級感のある家具と内装で、ベッドはもちろんフッカフカ。気分はVIPです。
景色もとても良く、窓の下に見えるのはアメリカ大使公邸です。
ウエルカムフルーツの横には、チェス型のチョコレート。
お皿の上は全てチョコレートなので食べられます。
バスルームは広く、バスタブもゆったり。トイレの横にはシャワー室があり、シャンプやボディーソープなどはBYREDO LE CHEMINで統一されていました。
「アテネホテル」に宿泊すると、クッキングやムエタイを始め、タイの文化を体験できる様々な無料のクラスに参加できます。この日は、蓮の花を折るロイヤルアートとポプリ作りでした。
公式サイトによると「タイでは、高貴な蓮は清らかなシンボルであり、仏像に敬意を払う目的、または、さまざまな宗教儀式の際に仏教僧へのお布施として使われています。蓮の花を折るロイヤルアートに関しましては、13世紀のスコータイ王国までさかのぼります。王族は宗教的な祭りの際に蓮を使用するようになり、その習慣は国全体に広がりました。」
場所は、4階のプールサイド。
タイの伝統衣装に着替えて15時にスタート(火 木 土)。親切なスタッフさんができるように教えてくれるので、なんの心配もいりません。
続いて、ポプリ作り。ドライフラワーを使用しますが、サステナビリティへの取り組みでホテルのイベントで使われた花も使用しているそうです。
公式サイトによると「16世紀のアユタヤ王国では、王室の住居の香りにシャムのポプリが使用されていました。当ホテルでは、歴史的な芸術そして魅惑的なオーラを再現するために、王女が綴ったポエムの中に記された本格的な配合を使用しています。シャムのポプリから、当時のシャム王国の周辺地域との交流も発見できます。ポプリという意味の「ブンガランパイ」は、古いジャワ語で「花」という意味のブンガと「さまざまな」という意味の「ランパイ」を組み合わせたものです。」
作ったロイアルアートは、プールの横にある庭の像に供えます。
夕食に向かったのは、ホテル内にあるタイ料理レストランの「The House of Smooth Curry」でした。
「The House of Smooth Curry」は、タイ全土の4地域を発祥とする本格的なタイ料理を楽しめる店で、営業時間は11時半から14時半と18時から22時。ドレスコードは、スマートカジュアルなので、サンダルや短パンは避けると良いですね。
料理はどれも美しく、これは「แกงปูใบชะพลู(ゲーンプーバイチャプルー)」(650バーツ)というカニたっぷりのスープ。横に添えられたのは、カノムチンという米粉麺です。
この美しい「ช่อม่วงปลาช่อนนา(チョームアンプラーチョンナー)」(390バーツ)は、紫色の花の形をした自家製蒸し餃子の中に、有機スパンブリー産雷魚のマリネを詰めたものです。
この肉の塊が「ซี่โครงหมูย่าง(シークローンムーヤーン)」(550バーツ)。マリネしたポークスペアリブの炭火焼きで、イサーンと呼ばれるタイ東北地方のチリソースが添えられています。
皆さんも御存知のトムヤムクンにココナッツが入った「ต้มยำกุ้งมะพร้าวอ่อน(トムヤムクンマパオオーン)」(620バーツ)。海老がたっぷりなのが贅沢ですね。
「ยำส้มโอทองดีกุ้งแม่น้ำอยุธยาเผา(ヤムソムオー トーンディークンメナムアユタヤパオ)」(580バーツ)は、ポメロサラダに焼いたアユタヤ海老が添えられたもの。
最後にはスイーツも。おなじみのモチ米マンゴー「ข้าวเหนียวมะม่วง(カオニャオマムアン)」が、盛り付け次第でラグジュアリーに。
そして温かいココナッツミルクにライスボールが入った「ขนมโคกะทิสด(カノムコーガティソード)」(310バーツ)でタイの伝統スイーツを満喫したのでした。
ホテルへ宿泊した際にぜひ体験したいのが、スパやマッサージ。「アテネホテル」のAthenee Spaでは公式サイトによると「新しい感覚と時間を超えた癒やしが溶け合う魅力的な世界をご堪能いただけるラグジュアリーなスパです。「Athenee Spa」では、バンコクのホテルスパとしては珍しく、高級感溢れるフランス風スタイルとタイの神秘的な雰囲気が融合したスパサービスをご堪能いただけます。」とのこと。
マッサージの前に、提供されたのはアンチャン(バタフライピー)のジュースでした。ここにライムを加えると、青いジュースが紫色に変化。
さらに好みの香りのオイルを選んで、個室へ向かいます。
一つ一つの調度品が高級感に溢れていて「新しい感覚と時間を超えた癒やしが溶け合う魅力的な世界をご堪能いただけるラグジュアリーなスパ」という文言の通り。熟練されたセラピストさんの技術で、1時間熟睡してしまいました。
施術後のお茶は、ベンジャロン焼きの器で。
館内は、ラグジュアリーの名の通り、高級感に溢れており、滞在しているだけで優雅な気分になれること間違いなし。
バンコクの高層ビルが眺められる庭園のようなプール。その横には庭があり、犬を散歩させることもできるのだとか。ちなみに「アテネホテル」は7キロ未満のペットと滞在可能。1部屋につき1匹までだそうです。
もちろんフィットネスも充実。
また、宿泊はしませんでしたが、いくつかの客室を見せてもらいました。
その中でも一際素敵だったのが、ヴィマンサイアムスイート(Vimarn Siam Suite )。公式サイトに「ラマ5世の夏の宮殿の建築要素を取り入れており、19世紀のヨーロッパと東洋、両方の装飾が調和しています。 印象的な2ベッドルームスイートは、10人掛けの豪華なダイニングテーブル、贅沢なシルク、見事な壁画、繊細で美しい彫刻と豊かな木の素材が際立ちます。」とあるように、いつかは泊まってみたい贅沢な客室でした。
ホテルに宿泊したときの楽しみは朝食という方も多いでしょう。「アテネホテル」の朝食はビュッフェスタイルで、1フロアーの「RAIN TREE CAFÉ」へ。ラグジュアリーな朝食が用意されています。
パン一つとっても目移りしてしまう種類の多さ。
シリアルのコーナーでは、ミルクも3種類から選ぶことができます。アーモンドミルクとフレッシュミルクとスキムミルクが選べます。
また、ちょっとした和食コーナーもあり、白いごはん、味噌汁、温泉卵、漬物などと、日替わりのおかずが一品。この日は焼き魚でした。
サラダコーナーは、グラスに取り分けれたサラダも用意されています。
チーズコーナーあたりも充実のラインナップですが、嬉しかったのがサーモンが3種類も用意されていること。このスタイルは始めて見ました。スモークサーモンとマリネのサーモン。ぜひ食べ比べを。
また、当然のことながらタイ料理、洋食のおかずのラインナップも充実。日替わりのメニューが届けられています。
たっぷりと食事をした後は、ミックスジュースで締めることにしました。ここではその場でフレッシュジュースを作ってくれるので、おまかせでオーダー。甘い中華まんと一緒にいただき、この日の朝食は終了です。毎日こんな朝食だったら、どれほど幸せでしょう(笑)。
一つ悔やまれるのが、食べたい物があり過ぎて、オムレツなどの卵料理をオーダーできなかったこと。オムレツを作っているところを見ているだけで「ホテルの朝食っていいな~」と思うのです。
朝食を終えて正午まで部屋でくつろいだ後、ラグジュアリーな気分にたっぷり浸れた「アテネホテル」をチェックアウト。その後に向かったのが、ワイヤレス通りに面した1階のカフェ「The Bakery」です。
タイとフランスのエッセンスが融合したパティスリーでもあるという「The Bakery」を目指したのは、アフタヌーンティーを楽しむためでした。
2023年8月までの限定で提供されているのが、新しいパティシエのクワンシェフが監修した、魅惑的なパリをテーマにしたアフタヌーンティーです。価格は1組2人で1200バーツで、プレミアムオーガニックティーかコーヒー付き。
また、ダークブラウニーシェイクまたはホワイト チョコレート ラズベリーシェイクといったパリ風シェイクが1杯220バーツ。これを一緒にオーダーする方も多いようです。
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「アテネホテル ラグジュアリーコレクションホテル バンコク」は何度も言いますが、その名の通り、たた滞在しているだけでラグジュアリーな気分に浸れる優雅なホテル。旅行者はもちろん、バンコクに在住している方もステイケーションで訪れてみてはいかがでしょうか。
[所在地]
61 WIRELESS ROAD (WITTHAYU), LUMPINI, PATHUMWAN, BANGKOK , タイ, 10330
[電話]
+66 2 650 8800
[FAX]
+66 2-650 8500
[メール]
gec.theathenee@luxurycollection.com
[ウェブ]
https://www.marriott.com/ja/hotels/bkkla-the-athenee-hotel-a-luxury-collection-hotel-bangkok/
https://www.facebook.com/theatheneehotel/
https://www.instagram.com/theatheneehotel/
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