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ワット・プラタート・パノム、世界遺産登録へ向けた準備が本格化

2025年4月30日 配信

タイ文化省、芸術局、地元関係者は、東北部のナコーンパノム県にある仏教聖地「ワット・プラタート・パノム・ウォラマハウィハーン」のユネスコ世界遺産登録に向けた取り組みを進めています。
この寺院は2017年からタイのユネスコ暫定リストに登録されており、現在、特別委員会および専門家諮問委員会が正式な推薦書の作成を進めています。



ワット・プラタート・パノムは、タイ国内に存在する五大仏塔のひとつとされています。7~8世紀に建立され、仏陀の胸骨の遺骨が納められていると伝えられており、タイと隣国ラオスの双方にとって神聖な場所とされています。伝承によると、仏陀がこの地を訪れた際、五つの偉大なナーガ(パヤナーク)の一族がこの聖地を守ったとされています。

建築様式はラーンチャン様式とチャンパー様式の影響を受けており、メコン川近くに位置しています。1975年に倒壊しましたが、その後修復され、現在も信仰と文化の象徴として多くの人々に崇められています。

毎年、3か月ごとの満月の日には「プラタート・パノム・フェスティバル」が開催され、各地から多くの仏教徒が集まります。参拝者は「ウィアン・ティアン」と呼ばれる儀式に参加し、長寿を祈願します。この儀式を7年間続けると、天国に導かれ、プラタート・パノムの子供になれるという伝承も残っています。

また、ワット・プラタート・パノムは申年生まれや日曜日生まれの人に特にご利益があるとされ、人気の巡礼地となっています。参拝者たちは、塔の周囲を巡りながら一心に祈りを捧げる姿が見られます。さらに、1月から2月にかけては7日7晩にわたる祭りも行われ、地域一帯が活気に包まれます。

スダーワン・ワンスパキットコーソン文化相は現地を訪れ、文化遺産保護、持続可能な観光推進、地域コミュニティとの連携強化を重視した計画を視察しました。

 

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