|
|
© パンガン島警察
タイ南部のスラタニ県のパンガン島で2025年4月28日、外国人カップルが路上で全裸のまま抱き合う騒動が発生しました。警察はカップルを現行犯で逮捕し、タイの法律に基づき処罰を行ったほか、同様の行為が繰り返されないよう、ビーチ周辺に警告看板を設置し注意喚起に乗り出しました。
事件が起きたのは4月28日午後4時20分頃。地元警察によると、ポーランド国籍の男(27)と女(24)が、パンガン島のバンタイ通りで全裸のまま抱き合っている姿を住民が発見し、通報しました。警察はすぐに現場に駆けつけ、2人に服を着るよう指示した上で身柄を確保。2人は「愛情表現の一環だった」と説明しましたが、タイでは公然わいせつ行為は違法で、最大5,000バーツの罰金が科せられると説明されました。
女は違反を認め、5,000バーツの罰金を支払って釈放されましたが、男は興奮状態で精神的に不安定だったため、精神鑑定のため病院に移送されました。警察は2人の行動が社会秩序を乱すものであると判断し、入国管理局にビザの取消を要請しています。
一方で、この事件をきっかけに、パンガン島のビーチにおいても複数の外国人観光客が全裸で日光浴や海水浴を行っていた事例が確認されました。警察と地元行政当局は4月29日、センビーチおよびシークレットビーチの周辺で、「全裸行為禁止」の警告看板を設置。さらに、リゾート施設やレストランなどを訪問し、観光客および事業者に向けてチラシを配布しました。
警察は「公共の場での全裸行為は違法であり、社会秩序に反する。滞在許可の見直しにも影響を及ぼす可能性がある」と警告。今後も定期的にパトロールを実施し、島全体での秩序維持に努める方針です。
観光客には、タイの文化や法律を理解し、節度ある行動を心がけるよう呼びかけています。
関連記事
新着記事