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タイ保健省は、次官事務局傘下のすべての病院が電子紹介システム「MOPH Refer」との連携を完了し、全国規模でのネットワーク構築を達成したと発表しました。このプラットフォームは、医療施設間の患者移送を円滑にする仕組みで、これまでに約40万件の電子紹介状が発行され、紙書類の削減と患者の負担軽減に大きく貢献しています。2025年4月27日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
保健省によると、「MOPH Refer」は医療機関間で紹介情報を安全かつ効率的に共有できるため、書類の紛失や誤記リスクを大幅に低減できるとのことです。2025年2月だけで約20万件の電子紹介が記録され、現在の月平均は約9万5千件に上っています。
さらに、保健省は全国806か所の地区保健推進病院にもシステム導入を拡大し、地域レベルのプライマリーヘルスケアの強化も進めています。今後は、地域の小規模施設から大規模病院まで、より広範囲なサービス提供の向上を目指し、システムの拡充が計画されています。
この「MOPH Refer」の普及は、タイの医療機関におけるデジタルヘルスへの信頼の高まりを示しており、全国的な医療アクセスの迅速化、利便性向上、安全性確保に向けた大きな一歩と評価されています。
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