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タイ警察は2025年4月25日、15年前に13歳の少女に対し性的暴行を加えたとして指名手配されていた僧侶(59歳)を、東北部カーラシン県の寺院で逮捕しました。
※タイでは僧侶が犯罪を犯した場合、逮捕に先立って僧籍剥奪(還俗)の手続きが行われます。
事件は2010年9月、コンケン県ノンルーア郡の寺院で発生しました。当時、寺院に滞在していた容疑者は、少女に金銭や菓子を与えるなどして親しくなり、信頼を得ていました。その上で、少女を寺院内のトイレにお菓子を取りに行かせ、そこで性的暴行に及んだ疑いが持たれています。犯行後、容疑者は少女に対し、誰にも話さないよう口止めしていました。
事件の発覚は、少女の母親が娘の精神的な変化に気づき、問い詰めたことによります。母親からの通報を受け、警察が捜査を開始しましたが、容疑者はすでに寺院から姿を消していました。その後15年もの間、警察の追跡を逃れ、カーラシン県の山深い森林の寺院に身を潜めていたと見られています。
人身売買対策課の捜査官は、長年の間、容疑者の行方を追い続け、わずかな手がかりも見逃さずに捜査を継続。ついに、カーラシン県の森林寺院に潜伏しているとの情報を掴み、寺院周辺を監視 しました。そして、特徴が一致する人物を発見し、逮捕に至りました。
逮捕された容疑者は、コンケン県ノンルーア警察署に移送され、性的暴行と未成年者誘拐の容疑で本格的な取り調べを受けることになります。警察は、15年にも及ぶ逃亡期間中のJ容疑者の足取りや、犯行に至った経緯についても詳しく捜査する方針です。
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