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タイ北部チェンマイのカフェ「Yen.CNX」で、旧たばこ工場の作業風景を再現する形で、たばこの葉を仕分ける作業員の様子をガラス越しに公開していたところ、「人間動物園だ」などとの批判がSNS上で広がりました。これを受け、店側は公式声明を発表し、誤解を否定しています。
発端となったのは、カフェを訪れた客が、作業員たちが床でたばこの葉を仕分ける姿を撮影し、SNSに投稿したことです。この写真が拡散されると、「労働者を見世物にしている」「社会格差を感じる」といった批判が殺到。一部では「人間動物園」との表現まで使われ、議論を呼びました。
こうした批判を受け、「Yen.CNX」は4月25日、公式Facebookで声明を発表しました。声明では、現在のカフェが家族代々続くたばこ葉選別工場の跡地にあり、工場の歴史を伝えるために設計された空間であることを説明。また、作業員たちはショーのために雇われたわけではなく、毎年1月から5月にかけて本物の葉の選別作業を行っているとし、適正な報酬が支払われていることを強調しました。
カフェ側は「この場所は娯楽を目的としたものではなく、伝統産業の歴史を学び、敬意をもって伝えるための場だ」としたうえで、「すべての職業に価値があり、すべての人に平等な敬意を払うべきだと信じている」とコメントしています。
さらに、「寄せられた意見を真摯に受け止め、今後も社会に対して責任ある運営を続けていく」と結びました。
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