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ガーデンウイングに誕生するマンダリン オリエンタル バンコクの新たなチャオプラヤスイート
チャオプラヤー川沿いに位置する名門ホテル「マンダリン オリエンタル バンコク」は、2026年の開業150周年を前に、館内の主要エリアにおいて大規模な改装を実施すると発表しました。
今回の改装では、同ホテルを代表する建築である「オーサーズウイング」と「ガーデンウイング」の客室インテリアが一新されます。設計は、2019年のリバーウイング改装も手がけたインテリアデザイナー、ジェフリー・ウィルクス氏が再び担当します。
新デザインは、緑豊かな庭園の自然に着想を得たもので、タイの伝統的な職人技や色彩を取り入れた内装が施される予定です。
ホテル内のフランス料理レストラン「ル・ノルマンディ」では、ミシュランで世界最多の星を獲得している女性シェフ、アンヌ=ソフィー・ピック氏を迎え、全面リニューアルが行われます。
伝統と現代のエレガンスを融合させた新たな空間の中で、ピック氏による繊細かつ革新的な料理を楽しめるようになります。
アンヌ=ソフィー・ピック氏を迎え新たに生まれ変わるマンダリン オリエンタル バンコクの「ル・ノルマンディ」
多国籍料理レストラン「ロード・ジム」では、アレックス・ディリング氏とのパートナーシップにより、新たな料理コンセプトが導入されます。
薪火調理や旬の食材を活かしたシェアスタイルのダイニングが提案され、ゲスト同士の自然な交流を促す空間に生まれ変わります。
1930年代の上海を思わせる「チャイナハウス」も全面改装されます。香港や北京のマンダリン オリエンタルで高い評価を得ているシェフ・フェイ氏が新たに着任し、潮汕地方の郷土料理と現代的な広東料理を提供します。
川の対岸に位置するタイ料理レストラン「バーン・プラヤー」は、歴史ある邸宅を活かしたまま、タイ建築文化と職人技への敬意を込めて再構築されます。
シェフ・ポム氏による創作タイ料理は、敷地内のハーブガーデンで育てられた食材をふんだんに使い、さらなる魅力を加えます。
マンダリン オリエンタルの代名詞でもあるウェルネス施設についても刷新されます。新たなフィットネスセンターでは、タイの伝統的な健康文化と、世界標準のウェルネスプログラムを融合した包括的なサービスが提供されます。
改装工事はすでに開始されており、2025年末の完成を目指して進められています。150周年記念事業の一環として、ホテルの歴史と革新を融合した空間づくりが進行中です。
なお、マンダリン オリエンタル ホテル グループでは、バンコクに加えて、ブランド発祥の地である「マンダリン オリエンタル 香港」においても、総額1億米ドル規模の大改装が進行中です。
客室、ダイニング、スパ、ウェルネス施設などが刷新され、伝統と未来をつなぐ象徴的なホテルとして、さらなる進化が予定されています。
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