警察官を騙って寺院から現金を詐取、43歳の男を逮捕

バンコク首都圏警察本部は2025年4月21日、バンコク・バンクンティアン署の捜査班が、「警察官を騙って寺院から金銭を詐取した」容疑で、43歳の容疑者を逮捕したと発表しました。

事件が発生したのは3月18日正午過ぎ。バンコクのナーンケーオ寺院に、身元不明の男3人が車で現れ、「バンクンティアン署の警察官」と名乗り、「新署長の歓迎会に使う資金が必要」として金銭を要求しました。寺の高僧はこれを信じ、2,000バーツを手渡したといいます。

しかし後日、寺が警察署に確認したところ、該当する警察官や行事は存在しないことが判明。詐欺被害として正式に通報されました。

警察は捜査を進め、容疑者に対して「他人になりすまし詐欺を行った」容疑で逮捕状を取得。4月21日、アユタヤ県内のパホンヨーティン通り沿いで身柄を確保しました。

現在、共犯とされる残りの2人についても身元が判明しており、警察は追跡と取り調べを進めています。