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タイ警察の小型機が海に墜落、5人殉職~住宅地避け海上に誘導か

2025年4月25日 配信

2025年4月25日、タイ中部ペッチャブリー県チャアム沖で、タイ警察所属の小型飛行機(DHC6-400 Twin Otter型)が墜落し、警察官5人が死亡、1人が重傷を負いました。事故当時、機体はパラシュート降下訓練のためのテスト飛行中でした。



墜落現場は海岸からおよそ150メートル沖合。飛行機が垂直に落下する様子がSNSに投稿され、大きな注目を集めています。地元警察の発表によれば、機体には6名の警察官が搭乗しており、このうち5名の死亡が確認され、1名が重傷で病院に搬送されました。

タイ警察は同日、殉職した5名の氏名と所属を公表し、深い哀悼の意を表しました。亡くなったのは、機長のプラターン警察大佐、副操縦士のパーンテープ警察中佐、機体エンジニアのタナワット警察少尉、整備士のプラウィット警察曹長、チラワット警察一等兵の5名です。生存したもう1人のパイロット、チャトゥロン警察大尉は重傷を負い、治療を受けているということです。

警察によれば、事故機は離陸直後に制御不能に陥ったとみられますが、搭乗していた警察官らは民家密集地を避け、機体を海上へ誘導し墜落させたとされています。国家警察は「5名は任務に命を懸け、最後まで責任を全うした」としてその行動を讃え、家族への最大限の支援と補償を約束しています。

現地では、墜落した機体の引き上げ作業も行われており、潮位の上昇と戦いながら慎重に機体を陸へ移動させました。事故原因は現在も調査中で、当局は今後の詳しい検証を進める方針です。

 

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