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タイ全土で30万人分の就学枠に空き、基礎教育局が“ゼロ・ドロップアウト”を推進

2025年4月25日 配信

タイ政府はすべての子どもたちに教育の機会を保障するという方針を改めて強調しました。タイ教育省基礎教育局(OBEC=the Office of Basic Education Commission)によると、2025年度の新学期に向けて、中学1年(マタヨム1)および高校1年(マタヨム4)には、まだ30万人以上の空席があるとのことです。2025年4月24日にタイ政府メディアNNTが伝えています。



4月5日〜6日に行われた入学試験と、4月10日の登録手続き完了時点で、OBECの管轄する学校にはすでに約109万7,000人の園児・児童・生徒が割り振られています。内訳は、幼稚園21万8,400人、小学1年(プラトム1)26万6,800人、中学1年37万2,200人、高校1年24万324人となっています。

現在、中学1年には21万7,200人分、高校1年には9万7,511人分の空席が全国に残っており、4月21日時点で約1万8,700人が追加の配属申請を行っています(中学1年:1万4,800人、高校1年:3,900人弱)。

バンコクの学校については、配属結果が今週中に発表される予定で、全国の最終的な配属と入学手続きは今週日曜日までに完了する必要があります。バンコクでは、最終配属後も約6,500人分の空きが残る見込みです。

学校にまだ配属されていない園児・児童・生徒は、それぞれの地域のOBEC事務所で申請することができます。また、新学期が始まった後でも、3〜18歳の未就学の子どもは、空きがある場合は引き続きOBECの学校に入学することが可能です。

政府は、学校を離れた子どもたちの再統合と将来的な中退防止を目的とした「OBECゼロ・ドロップアウト」政策を推進しており、柔軟な教育制度を通じて包括的で公平な学びの機会を提供することを目指しています。この取り組みは、教育省が掲げる「ハッピーラーニング」政策の一環として展開されています。

 

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