THAILAND HYPERLINKS ไทยแลนด์ ไฮเปอร์ลิงค์ タイ旅行やタイ生活とタイエンタテイメントのポータルサイト

バンコク都、登録・マイクロチップ義務化など動物飼育の新条例を正式発表~2026年1月10日施行

2025年4月24日 配信

バンコク都は、「動物の飼育および放し飼いに関する条例(2024年制定)」を発表し、2026年1月10日から施行することを正式に告知しました。この条例は、人と動物の安全を守り、都市生活の秩序を保つことを目的としており、ペットの登録義務や飼育頭数の制限、公共の場でのルール遵守などを定めています。

条例に違反した場合、法的な罰則が科される可能性があるため、飼い主には正確な理解と準備が求められます。

 



飼育できる動物の数は居住空間の広さで決定

新条例では、ペットの飼育数が住居や土地の面積によって明確に制限されます。特に都市部の集合住宅では、過密な飼育を避けるため厳しい上限が設けられています。
※1平方ワー=4平方メール

【犬・猫の場合】

・コンドミニアム・賃貸住宅(20~80㎡):1匹まで
・コンドミニアム・賃貸住宅(80㎡以上):2匹まで
・土地20平方ワー以下:2匹まで
・土地50平方ワー以下:3匹まで
・土地100平方ワー以下:4匹まで
・土地100平方ワー超:6匹まで

【家畜・鳥類の場合】

・大型哺乳類(牛、馬、鹿など):50平方ワーあたり1頭まで
・小型哺乳類(ヤギ、豚、小型馬など):50平方ワーあたり3頭まで
・鶏・アヒル・ガチョウ:4㎡あたり1羽まで
・大型鳥類(ダチョウなど):50㎡あたり1羽まで
・小型鳥類:1㎡あたり5羽まで


登録とマイクロチップは義務化、生後120日以内に手続きを

条例では、ペットの登録およびマイクロチップの装着が義務付けられました。

・生後120日以内、または飼育開始から30日以内に登録
・登録はバンコク都が指定する施設で実施
・特定犬種(ピットブル、ロットワイラーなど)は特別管理対象とされ、区役所への申告が必要です


■公共の場ではリード・口輪が必須 糞の処理も義務

ペットを連れて外出する際は、次のルールを厳守する必要があります:

・常にリードやケージ、バッグなどで管理すること
・他人への迷惑行為をさせない
・排泄物は必ず持ち帰る

特に危険犬種に指定されている犬は、以下がが義務づけられています。

・口輪の着用
・50cm以内でのリード管理


 一部例外も明記

以下の場合に限り、特別な事情として動物を公共の場で一時的に放すことが許されます:

・病気治療やワクチン接種など動物の健康管理のため
・バンコク都が定めたイベントや活動への参加
・飼い主の転居・移動時の搬送
・公的機関による飼育や慈善目的・伝統行事など


無料の登録・医療サービスも

バンコク都は、ペットの登録・マイクロチップ装着・狂犬病ワクチン・不妊手術を無料で提供しています。希望者は、以下の指定施設にて受け付けられます(事前予約・確認を推奨)。

【バンコク都内の獣医クリニック一覧】

・สีพระยา(バンラック区)TEL: 0-2236-4055 ext.213
・มีนบุรี(ミンブリー区)TEL: 0-2914-5822
・วัดธาตุทอง(ワッタナー区)TEL: 0-2392-9278
・บางเขน(チャトゥチャック区)TEL: 0-2579-1342
・วัดหงส์รัตนาราม(バンコクヤイ区)TEL: 0-2472-5895 ext.109
・ช่วงนุชเนตร(チョムトン区)TEL: 0-2476-6493 ext.1104
・บางกอกน้อย(バンコクノイ区)TEL: 0-2411-2432
・狂犬病対策センター(ディンデーン区)TEL: 0-2248-7417

 

▼関連記事
バンコク都の新ペット規則:マイクロチップ、飼育制限、攻撃性対策が導入へ

スポンサーリンク
スポンサーリンク