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首都を揺るがす肉の謎、CIBが無許可豚を追跡

2025年4月24日 配信

【2025年4月23日】タイ警察中央捜査局(CIB)は、畜産局と合同でバンコク・バンスー区の無名の豚解体施設に踏み込み、違法な豚肉搬入の実態を摘発した。



今回の捜査は、市民からの通報を契機に開始された。通報内容は「出所不明の豚肉が持ち込まれている」というもの。都市の真ん中で静かに広がる異変に、CIBは即座に動いた。

施設内では、およそ7,500キロにも及ぶ豚の死骸が確認された。そのうち正式な搬入書類が確認できたのは5,700キロ分に過ぎず、残る1,800キロは、その由来すら不明だった。床に直置きされた肉の山、密閉もされず、衛生管理の形跡も見られない空間。それは肉だったのか、または何か別の“象徴”だったのか、いや、そんな問いなど意味はなさない。

CIBと畜産局の担当官は、その場で検体を採取し、感染症の検査を実施。施設の所有者である男を拘束し、関係法令違反の疑いで警察署に引き渡した。

「都市の裏側に、どれだけの“見えない食卓”があるのか」──そう心の中で問いかけた者がいたとしても、不思議ではない。そんな中でのこの行動は単なる摘発ではない。都市の健康を守るための、そして市民の不安に応えるための“意思表示”である。

タイ中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。

 

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