「タイ・ユース・ストリートアート」コンテスト、4月26日・27日に開催へ

タイ・クリエイティブ・コンテンツ・エージェンシー（Thailand Creative Culture Agency： THACCA）は、タイにも被害をもたらせたのミャンマーの大地震の影響で延期となっていた全国規模の若者向けアートイベント「タイ・ユース・ストリートアート（Thai Youth Streets Art）」コンテストを、2025年4月26日（土）および27日（日）に開催すると発表しました。

本コンテストは、全国の高校生や大学生が「Dream of Thailand（タイの夢）」をテーマに、公共の壁面をキャンバスにして大型の壁画を制作するもの。タイのアイデンティティや伝統、未来への希望をアートで表現し、若者の創造性を育むことを目的としています。

イベントは全国33県・46大学で同時開催され、バンコクではプレーム・プラチャーコン運河沿いやサイアム・スクエアが主要会場となります。最大20名で構成される学生チームが、観光促進も兼ねた壁画アートを制作します。

審査は、著名なストリートアーティストやバンコク都庁、教育省、高等教育・科学・研究・イノベーション省の代表者で構成された審査団が行います。優勝チームには首相からのトロフィー、関係省庁からの認定証、そして政府宝くじ事務所が提供する賞金50万バーツの一部が授与されます。

制作された壁画はイベント終了後もそのまま公開され、都市に新たなビジュアル・ランドマークを加えるとともに、若い世代の創造性の記録として残されます。THACCAはこのプロジェクトを通じて、現代アートをより身近に感じてもらい、地域社会と若者をつなげることを目指しています。

来場者には、各地の壁画会場を訪れ、作品を楽しみつつ、SNSで「#ThaiYouthStreetsArt」などのハッシュタグを用いて体験を共有することが呼びかけられています。