違法路上レースが重罰の対象に、保護者・改造バイク店も処罰の可能性あり

タイ警察中央捜査局（CIB）は2025年4月22日、若者による違法な路上レースの増加を受け、公共の場での無許可レース行為に対する取り締まりを強化する方針を明らかにしました。運転者本人に加え、主催者や保護者、改造車を提供した業者など、関係者全体に厳しい処分が科される可能性があります。

公共道路での無許可のレース行為は明確な法律違反であり、以下のような罰則が設けられています。

・無許可のレースを行った運転者には、禁錮3か月以下または罰金5,000～10,000バーツ、あるいはその両方が科されます。

・危険運転についても同様に、禁錮3か月以下または罰金2,000～10,000バーツ、またはその両方の罰則があります。

・レースの広告や勧誘を行った者には、禁錮6か月以下または罰金10,000～20,000バーツ、あるいはその両方の処罰が下されます。

・保護者が子どもの不適切な行動を助長・容認した場合には、禁錮3か月以下または罰金30,000バーツ以下が科され、再犯があった場合には保証金の没収や追加の法的措置が取られます。

・車両所有者についても、未成年者に不適切な使用を認めた場合や、無免許者・不適切な免許所持者に車を貸与した場合には罰金などの対象となります。

・レースに使用された改造車を提供した店舗には、違反行為の2/3に相当する罰則が科されます。

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警察は、保護者や車両所有者に対し、未成年者による危険運転や違法レース行為を未然に防ぐよう呼びかけています。これらの行為は法律違反であるだけでなく、他人に多大な迷惑をかけ、重大な事故や命の危険を招くおそれがあると警鐘を鳴らしています。

なお、違法レースや不審な行動を目撃した場合には、警察緊急通報番号191またはタイ警察ホットライン1599（24時間対応）まで通報するよう求めています。