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タイ政府は2025年4月22日、運転免許証の更新手続きに関する省令改正案を承認しました。これにより、特定の条件を満たす人は、身体能力の検査や運輸局への出頭をせずに、電子システムを通じて運転免許証の更新が可能になります。新制度は、官報に掲載されてから90日後に施行される予定です。各報道が伝えています。
副政府報道官によると、これまでの制度では、更新時に身体検査(視力や反応速度など)を受けるため、国民が必ず陸運局へ出向く必要がありました。そのため、時間的・経済的な負担が大きく、電子化を阻む要因となっていたといいます。
今回の改正案の主な内容は以下の通りです。
・年齢や健康状態が基準内であると認められる場合、身体検査を免除。
・特定の年齢以上や健康状態に懸念があると判断される場合は、視力や反射能力の検査および講習を義務付け。
・電子システムによる更新手続きが公式に認められ、より効率的な行政サービスを実現。
この省令改正は、2022年に施行された「電子行政サービス法(พ.ร.บ.การปฏิบัติราชการทางอิเล็กทรอนิกส์)」に沿ったものであり、国民の利便性向上と手続きの簡素化を目的としています。
政府は今後も、デジタル技術を活用した行政改革を進めていく方針です。
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