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伊藤忠商事株式会社(東京都港区)とタイ最大の財閥チャロン・ポカパングループ(Charoen Pokphand Group Company Limited=CPG)は2025年4月21日、相互株式持ち合いの解消に合意したと発表しました。
両社は2014年7月に戦略的業務・資本提携を締結し、原材料の調達、商品供給、情報共有などの分野で連携を進めてきました。この提携により、食品分野を中心に幅広い事業で取引が拡大し、現在では年間約500億円規模にまで成長しています。
今回の株式持ち合い解消は、2021年に改訂施行された日本のコーポレートガバナンス・コードにおける「政策保有株式の見直し」方針を受けたもので、両社が資産入れ替えの一環として合意した形です。
ただし、今回の株式関係解消後も、戦略的業務提携自体は継続され、グローバルでの協業を通じてさらなる企業価値の向上を目指すとしています。
なお、CPGは伊藤忠商事株式の売却を進めており、2025年3月末時点での保有比率は0.461%となっています。また、2015年より共同出資している中国の巨大コングロマリットCITIC Limitedとの提携にも変更はありません。
相互株式持ち合い解消に関するお知らせ|伊藤忠商事
https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2025/250421.html
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