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プーケットでタバコ密売ネットワークを一斉摘発、政治家関与の疑いも~国家損失は約1,600万円

2025年4月21日 配信

©タイ内務省

2025年4月20日午後、タイ内務省はプーケット県ムアン郡にて、違法たばこの密売・密輸に関わる大規模ネットワークを一斉摘発しました。アヌティン副首相兼内務大臣の指示のもと、内務省特別捜査チームが50人以上を動員し、計4カ所を同時に家宅捜索。大量の違法たばこを押収し、国家の税収損失は約400万バーツ(約1,600万円)と試算されています。



摘発対象は、商店や倉庫などで、販売所は一部が隠し扉付きの構造となっており、摘発逃れの対策が施されていました。捜査の結果、観光船を利用した密輸ルートが確認され、背後には「บ.」と呼ばれる人物や、販売担当として知られる「ジャーウェン」の関与が浮上。過去に摘発された南部の密売組織との繋がりも疑われています。

また、商品の流通にはLINEオープンチャットなどオンラインの販路も活用され、購入者は全国に広がっていたとされています。販売所の一部はごく小さな窓口だけを設けた構造で、通行人から目立たないよう偽装されていました。

さらに、当局はこの密売ネットワークが地元の有力政治家と繋がっており、現在選挙に立候補中の人物が関与している可能性も視野に入れて捜査を続けています。

現場で逮捕された3名には、関税法に基づく以下の4つの容疑がかけられています:①未納税商品の所持、②販売目的での所持、③通関手続未済商品の移動、④違法商品の隠匿・販売等。

内務省は「偽造たばこは税損失のみならず、健康被害も深刻」と警鐘を鳴らし、今後も全国的な摘発を継続する方針を表明しています。違法販売の通報はホットライン「1567」で24時間受け付けています。

 

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