THAILAND HYPERLINKS ไทยแลนด์ ไฮเปอร์ลิงค์ タイ旅行やタイ生活とタイエンタテイメントのポータルサイト

中国人取締役を名義貸し容疑で逮捕、倒壊したタイ国家会計検査院ビルを建設

2025年4月20日 配信

タイ特別捜査局(DSI)は2025年4月19日、中国の建設会社「チャイナ・レールウェイ10号(タイランド) China Railway No. 10 (Thailand)  」の中国人取締役であるチュアン・リンジャン(Chuan Lin Jang)容疑者を、外国人事業法違反の容疑で逮捕しました。タイ人名義を使って実質的に会社を経営していた疑いが持たれています。



捜査当局は、同社の株主として登記されているタイ人3名についても調査を進めており、形式上は株式の51%を保有しているものの、実際には経済的実体のない“名義貸し”と見られています。

チュアン・リンジャン容疑者は、バンコク・ラチャダー地区のホテルの一室で身柄を確保され、通訳を通じて逮捕状に基づく容疑の説明を受けました。

同社は、イタリアン・タイ・デベロップメント社(ITD)とともに共同企業体「CREC-ITD」を組成し、バンコク・チャトゥチャック区に位置するタイ国家会計検査院の新庁舎建設工事(タイ国鉄から借用した1.6ヘクタールの敷地)を総額21億バーツで受注していました。

しかし、2025年3月28日午後に発生したミャンマーを震源とするマグニチュード8.2の大地震により、建設中だった庁舎ビルが倒壊する事態となりました。

タウィー・ソッドソン法務大臣によれば、DSIはこの案件について、ITDおよびCRECに対しても談合の疑いでの刑事責任を検討しているとのことです。

 

▼関連記事
地震で倒壊したバンコクのビルを見る~チャトゥチャック週末市場近く【2025年4月11日】

スポンサーリンク
スポンサーリンク