夏の嵐に備えるよう警戒呼びかけ～4月から5月にかけて激しい気象の恐れ

タイ災害防止軽減局（DDPM）は2、タイ全国で夏の嵐への備えを呼びかける警報を発表しました。これは、国家防災司令センターとタイ気象局による合同評価の結果を受けたものです。2025年4月20日にタイ政府メディアNNTが伝えています。

発表によると、4月から5月にかけて、タイ全土で猛暑や断続的な熱波が予測されており、さらに中国からの冷たい空気の流れが現在タイを覆う暖気と衝突することで、激しい雷雨や局地的な豪雨、鉄砲水、突発的な浸水の発生が懸念されています。これにより、特に高リスク地域では気象状況が急激に変化する可能性があるとのことです。

タイ災害防止軽減局は各地の自治体に対し、建物の構造安全性の確認、落雷や倒木、老朽建築物の崩壊などの危険に対する住民への注意喚起、コミュニティでの対策準備を徹底するよう指示しています。また、情報伝達のために村の拡声器ネットワークなども稼働しています。

住民には、タイ気象局などの公式情報を随時確認し、関係機関の安全指示に従うよう強く求められています。万が一災害が発生した場合には、速やかに被害を評価し、救援活動を実施する体制が整えられています。