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タイ警察パタヤ署は2025年4月17日、パタヤ市内で発生した人身売買事件に関する発表を行いました。発表によると、32歳の女2名が逮捕されました。この2名は共謀し、17歳の少女をパタヤに誘い出し、当初は不動産関連の仕事であると偽っていました。しかし、実際には人気マッチングアプリ「Tinder」を通じて売春を強要した疑いが持たれています。
被害者の少女は母親とともに2025年4月2日に警察に通報しました。供述によると、容疑者らは少女をパタヤの集合住宅に連れて行き、徐々にTinderで性的なサービスを販売するよう強要したとのことです。顧客の多くは外国人であり、料金は容疑者らが設定し、仲介料などの名目で金銭を徴収していました。少女は自身で客のいる場所まで移動しなければならず、迎えがないこともあったといいます。被害は2ヶ月に及んだ後、少女は逃げ出すことに成功しました。
パタヤ警察は迅速に捜査を行い、裁判所から逮捕状を取得しました。その後、容疑者の2名は警察署に自ら出頭したところを逮捕されました。容疑者らは容疑を否認していますが、逮捕状に記載された人物であることは認めています。
現在、警察は容疑者らを「18歳未満の子供に対する性的搾取目的の人身売買」の容疑で取り調べています。
警察は、同様の手口で被害に遭われた方や、Tinderなどのオンラインプラットフォームを通じて不審な誘いを受けた経験のある方は、速やかに警察に通報するよう呼びかけています。通報はパタヤ警察のFacebookページ、または電話番号082-7999-111(24時間対応)、あるいは191番で受け付けています。
警察は、勇気を出して被害を申告した少女と、迅速な逮捕に貢献した関係者に感謝の意を表明するとともに、この情報を広く共有し、同様の犯罪の被害者を増やさないよう協力を呼びかけています。
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