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有名政治家の息子(出馬中)がBMW危険運転、幅寄せ事故で夫婦負傷

2025年4月18日 配信

2025年4月16日朝、タイ中部のパトゥムターニー県タニヤブリー郡にあるカンチャナピセーク9号線で発生した交通事故により、高齢の夫婦が負傷する事態となりました。事故に関与したとされるのは、地元の有力政治家の息子(28歳)で、現在地元自治体議員選挙に立候補している人物です。



事故が起きたのは、国道9号線上。白のBMW(赤ナンバー)がピックアップトラックの進路を遮るように割り込み、その結果トラックが道路脇に衝突しました。乗っていたのは夫婦2人で、男性は肋骨を骨折するなどの重傷、女性も体を打ち軽傷を負い、病院に搬送されました。

被害者の証言によりますと、事故車両は前方で車間を詰めたり、幅寄せを繰り返したりするなど、挑発的な運転をしていたといいます。さらに、窓を開けて怒鳴り、「車を止めて話そう」と要求してきたとのことです。しかし、相手の様子が酔っているようにも見えたため、被害者は恐怖を感じ、停車を避けたところで事故が発生したと話しています。

加害者とされるのは政治家一家の一員であり、現在は地元自治体議会議員選挙に初出馬しています。事故後、本人は一時現場にとどまっていたものの、その後は連絡が取れなくなっているとされています。警察によれば、すでに飲酒検査は実施されており、アルコールは検出されなかったということです。

この件について、父親である元首長はメディアの取材に対し、「事故のことは報道で初めて知った。現在も息子とは連絡が取れておらず、行方を探している」と話しました。また、「まずは事実関係を確認するが、過失が明らかになれば法に従って対応する。責任を逃れるつもりはない」と強調し、今後記者会見を行う意向も示しました。

かつて副首長を務めたこともある母親は、メディアの電話取材に対して「まだ息子と会っていないため、詳細は把握していない」と述べました。また、事故に関与したとされる車両が息子のものであるかについては、「映像を見る限り、そう見える」として、明確な否定はしませんでした。

この事故は単なる交通トラブルにとどまらず、政治的背景を持つ家族の関与という点で、社会的にも大きな注目を集めています。警察庁幹部は「このような危険で未熟な運転は、社会の中で容認できるものではない」と厳しく非難し、すべての容疑について厳正に取り扱うよう指示しています。

今後は、被害者の診断結果や映像証拠をもとに、警察による捜査と法的手続きが進められる見通しです。また、政治家一家としての責任や説明のあり方についても、国民の関心が高まっています。

 

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