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【2025年4月16日】タイ警察中央捜査局(CIB)は、潮の満ち引きに翻弄され、陸に戻れなくなった少年たちを“海の上の孤島”から救出した。
事案が発生したのは、タイ南部ナコンシータマラート県カノム地区。少年3人は釣りに出かけ、岩礁の上で過ごしていた。しかし、次第に潮が満ち始め、帰路を断たれてしまう。そこにあるのは海、そして取り残された小さな3つの影。戻ることも叫ぶことも叶わず、ただ座り込むしかなかった。
それは釣りだったのか、あるいは冒険の果てだったのか。果たして、その真偽を見極められるのは、天のみだったかもしれない。
異変に気づいた地元の住民が通報。対応にあたったのは、カノム水上警察。CIBの一翼を担う彼らは、すぐさま地元の救助隊、そして漁師たちと連携し、小型漁船に乗って現場へと急行。潮に囲まれ、孤立した3人の少年たちは、無言でただ座っていたという。「助かった…のかもしれない」そう心の中で叫んだかどうかは不明だが、少年たちは無事、船に乗せられ、バンレームプラタップの港へと戻された。
今回のCIBの動きは、ただの救助ではない。それは「日常の中に潜む非日常」への、静かなる応答だったに違いない。
タイ中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。
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