エトロ、東南アジア初のレジデンスプロジェクト「エトロレジデンス プーケット」を発表

ラグジュアリーブランドによる不動産プロジェクトが東南アジアに進出

イタリアの高級ブランド「エトロ（ETRO）」が2025年4月9日、タイ・プーケットにて同社初となる東南アジアでのレジデンスプロジェクト「エトロレジデンス プーケット」の始動を発表しました。ファッションブランドが手がけるライフスタイル不動産として、注目を集めています。

本プロジェクトは、タイを拠点にサステナブルな高級住宅開発を展開する「アマル・ディベロップメント」と、ブランドレジデンス分野で世界的に知られる「ワン・アトリエ」との協業により実現しました。開発地は、自然との共生をテーマとしたラグジュアリーコンプレックス「ガーデン・オブ・エデン」内で、美しいビーチに囲まれた理想的なロケーションとなっています。

レジデンスは、3ベッドルームタイプや二世帯住宅など、多様な間取りで構成されており、建築およびインテリアはエトロのクラフツマンシップや美学を反映したデザインが特徴です。大胆なパターンや上質な素材を用い、自然と調和する洗練された空間に仕上げられています。

また、インテリアには、エトロとオニーログループが展開する「エトロ ホームインテリアズ」のアイテムを採用しており、共用部も含めてブランドの世界観に没入できる設計となっています。

住民向けの設備としては、最新のフィットネス施設のほか、プライベート・スパ、ウェルビーイングプログラム、専任のコンシェルジュサービスなど、パーソナライズされたラグジュアリー体験が提供されます。さらに、アートやカルチャー、ファッションなどに関連したブランドアクティビティも展開予定とのことです。

エトロにとって、2023年に発表した「エトロレジデンス イスタンブール」に続く不動産プロジェクトであり、今回のプーケットはタイ初進出の案件となります。プロジェクトの完成は2027年を予定しています。

1968年にミラノで創業したエトロは、長年にわたりファッションやインテリア、フレグランスなど多分野で展開してきたブランドです。2021年にLキャタルトンの傘下となり、現在はクリエイティブ・ディレクターのマルコ・デ・ヴィンチェンツォ氏のもと、伝統を尊重しながら革新を続けています。

エトロについて

エトロは、1968年にジェローラモ・エトロによってイタリア・ミラノで創業しました。 

クラフツマンシップと創造性の代名詞として、メンズおよびウィメンズのレディ・トゥ・ウェア、アクセサリー、ホーム、フレグランス、そして2023年からはキッズとアイウェアのコレクションを展開。 

長年にわたり、エトロファミリーのもとで独自のイコノグラフィーとブランドDNAを築いてきた同ブランドは、2021年12月にL キャタルトンによって過半数の株式が取得され、新たなステージへと歩みを進めました。2022年6月、マルコ・デ・ヴィンチェンツォがメゾン全ラインのクリエイティブ・ディレクターに就任。デ・ヴィンチェンツォのビジョンは、ブランドのルーツと「メイド・イン・イタリー」の伝統を尊重しつつ、個性の本質を称えます。 エトロは、ヨーロッパ、北米、中東、アジア太平洋地域を含む20か国、160店舗以上の直営ブティックを展開しており、ミラノ、ロンドン、パリ、ドバイ、ニューヨーク、北京、東京など、ラグジュアリーショッピングを象徴する都市において確固たる存在感を放っています。また、デジタルチャネル、トラベルリテール、ならびに世界各国の厳選されたホールセールリテーラーを通じてそのフィールドを広げています。

www.etro.com