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水かけ祭り後の新型コロナ再拡大に警鐘、ウイルス博士「インフルエンザとは異なる傾向」

2025年4月16日 配信

チュラロンコン大学医学部・臨床ウイルス学専門センターのヨン・プーワラワン博士(ราชบัณฑิต สำนักวิทยาศาสตร์)は、2025年4月14日に自身のFacebookを通じて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が今年もソンクラーン期間中に再拡大する可能性が高いと警告しました。



同センターが2024年に実施した8,000人以上を対象とした調査によれば、COVID-19の感染は従来の呼吸器系ウイルス(たとえばインフルエンザ)のように雨季や学期の始まりといったタイミングではなく、毎年4月初旬から増加し、特にソンクラーン期間中に急増する傾向があるとされています。

博士は、ソンクラーンが人の移動と大規模な集まりを伴うイベントであること、また高齢者への儀式(ロットナム・ダムフア)などで接触機会が多くなることが感染拡大の要因になり得ると指摘しました。

感染力はインフルエンザより高い一方、現在のCOVID-19は重症化率が低く、肺炎などの深刻な症状に至る可能性は減少しており、死亡率も初期の流行期に比べて大幅に低下しているとのことです。

ソンクラーン後には一定数の感染者増加が見込まれるものの、治療は基本的に症状に応じて行われ、特別な対応は不要とされています。ただし、高齢者や基礎疾患のある人、肥満体型の人、免疫力が低下している人に対しては、引き続き注意が必要です。

 

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