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【2025年4月12日】タイ警察中央捜査局(CIB)は、交通安全の理想郷を夢見て、南部チュムポーン県の道端に立った。それは「取り締まり」ではなかったのか、あるいは「祝福」だったのか。いや、そんな問いなど意味はなさない。
2025年4月12日午前10時。チュムポーン県タセー郡の高速道路警察サービスエリア前にて、CIBは地方自治体や民間団体と連携し、ソンクラーン期間中の安全運転を呼びかける啓発活動を展開した。冷たいコーヒー、ココア、水、ゆで卵、タブリー名物中華まん、そしてバナナを、帰省中の運転手たちに笑顔で手渡す。目的はただ一つ——交通事故の抑止である。
現場では警官たちが天使、悪魔、あるいは神の使いのような衣装に身を包み、南部方面へ向かう人々の進路を導いた。交通整理であるはずなのに、どこか祝祭の香りが漂っていた。「こんなサービスエリア、初めてだ」そう心の中で叫んだかどうかは不明だが、足を止めた誰もが一瞬だけ笑顔になったのは確かだったに違いない。
この取り組みは、CIBの深謀と各方面の連携によって実現されたものだ。配られたのは食べ物だけではなく、安全意識そのものであったと言えるだろう。
タイ中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。
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