タイ東部クット島沖で観光ボートが炎上、16歳と18歳の乗員2人が負傷

2025年4月11日午前11時40分ごろ、タイ東部トラート県のクット島沖で観光ボートが炎上し、16歳と18歳の乗員2人がやけどを負いました。各報道が伝えています。

炎上したのは観光用ボート「オー・スッピティ号」で、乗っていたのはタイ人の家族4人（父・母・子ども2人）と、10代の乗員2人のあわせて6人。家族はクット島内のリゾートから出発し、サンゴ礁ダイビングを楽しんだあと、帰港中にエンジンが突然発火し、船体が激しく炎上しました。

乗員の2人は乗客を岸へ避難させるために対応し、この際に腕や顔などにやけどを負いました。最後まで火を消そうと対応していた16歳の少年は、火の勢いが強まりボートを離れ、通りかかった漁船に救助されました。

乗客と負傷した乗員はすべて無事に救助され、クット島病院に搬送されました。命に別状はないとみられています。

地元当局の調査では、出火は事故によるもので、エンジン自体は安全基準を満たしていたとされています。現在ソンクラーン休暇中で、クット島には約3,000～4,000人の観光客が滞在しており、当局は安全管理の徹底を呼びかけています。

■Tourist boat bursts into flames off Koh Kut