両替レート
|
|
タイ政府は、ソンクラーン期間中に発生する交通事故を抑えるため、2025年4月11日から18日までの「危険な7日間」に対応するための「交通安全指導センター」を開設しました。開設式にはアヌティン・チャンウィーラクン副首相兼内務大臣が出席しました。2025年4月11日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
アヌティン大臣は、交通死亡事故の削減に向けて、法執行、インフラ管理、広報啓発など多角的な対策を統合的に進める方針を強調しました。このセンターは、国家および地域レベルでの安全対策の指揮と支援を担い、特に道路沿いの指令所への車両突入といった過去の事故を踏まえ、現場の職員にも注意を呼びかけています。
パームプーン・チッチョープ教育大臣は、5つの重点施策を説明しました。これには、指令センターの設置、運輸省が主導する道路および車両のリスク削減、安全運転の啓発、事故後の緊急対応体制の強化などが含まれています。
また、首相の指示により、教育省は全国150か所で職業訓練校の学生を動員し、陸運局と連携して24時間の車両修理サービスを実施するとしています。今年は電気自動車への対応も強化され、移動修理班も配置されます。
パームプーン大臣は、「飲酒運転をしない」「眠けを感じたら休む」といった基本的な安全意識の徹底が重要だと述べ、広報活動の強化も進めていくとしています。
さらに、地方道路での事故が多発している現状を受け、保健ボランティアの配置を通じて、地域道路での安全確保を図る新たな取り組みも始まっています。今年の目標として具体的な死傷者数の数値は掲げていませんが、「死亡事故ゼロ」を理想に据えた取り組みが展開されます。
関連記事