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バンコクでも大きな被害をもたらせたミャンマーで2025年3月28日に発生したマグニチュード8.2の地震について、チェンマイ県内の建築物の構造被害はごく一部にとどまり、安全が確認されたことが明らかになりました。観光地ではすでに通常通りの営業が再開されており、タイ正月「ソンクラーン」に向けた準備も進んでいます。2025年4月7日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
今回の地震で構造被害を受けた建物はチェンマイ県内で3棟。最も大きな影響が出たのは、チャンクラーン地区にある築30年以上の8階建て住宅ビルで、地盤沈下や1階部分の亀裂が確認されました。建物は安全確保のため閉鎖され、すでに鋼製の支柱が設置されるなど、緊急の補強作業が進められています。
他の2棟は、いずれも22階建てのコンドミニアムで、壁面の塗装や装飾部分に軽微なひび割れが見つかったのみ。建物の構造自体には問題がなく、住民は一時避難したものの、すでに修復作業が始まっています。
県当局は「被害は限定的で、街の機能はすでに通常に戻っている」と強調。観光地のニマンヘミン通りや旧市街の飲食店街なども、国内外の旅行者でにぎわいを見せています。
チェンマイでは現在、タイ正月に向けて、文化イベントや水かけの準備が本格化。公共サービスも平常通りに稼働しており、安全な環境で観光客を迎える体制が整いつつあります。
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