サイバー警察がマネーロンダリング事件で改造車5台を押収、総額1,350万バーツ超

タイ警察サイバー犯罪捜査局（サイバー警察）は2025年4月3日、オンライン賭博に関わるマネーロンダリング事件の捜査の一環として、改造車5台、総額約1,350万バーツ相当を押収したと発表しました。

警察発表によると、この事件では、32歳の男を含む6人が、賭博資金の洗浄に関与した疑いで逮捕されており、「2人以上で共謀しての資金洗浄」および「実際のマネーロンダリングの実行」の容疑で起訴されています。これまでに合計138点、総額5,000万バーツ以上の資産が押収されました。

その後の捜査で、この男が多数の自動車を他人名義で各地に分散して保管していたことが判明。事件の報道を受け、車両の保有者らが自ら警察に連絡し、事情説明とともに所有車を任意提出しました。

今回押収された車両は以下の5台で、いずれも改造が施されており、総額は約1,350万バーツにのぼります。

・ニッサン・スカイライン R34（改造済）2台（計約1,000万バーツ）
・いすゞ オールニュー（改造済）約100万バーツ
・ドラッグレース用車両（黄色・未登録）約400万バーツ
・スペックフレーム車（黄色・未登録）約100万バーツ

警察はこれらの車両について、違法な収益によって取得された資産、またはそれに由来する資産であるかを引き続き調査しています。不正との関連が確認された場合、法に基づき押収および関係者への処分が行われる見通しです。