パタヤの海岸にタイランドプリビレッジ保持者の遺体

2025年4月5日午前7時30分ごろ、タイ東部チョンブリ県パタヤ市のホテル裏にある砂浜で、外国人男性の遺体が発見されました。通報を受けた警察は、鑑識班、観光警察、救助隊、病院の当直医師らとともに現場を確認しました。各報道が伝えています。

遺体が見つかったのは、パタヤ南部インヨムビーチエリアの岩場と砂浜が混在する場所。発見時、男性はうつ伏せの状態で両腕が砂に埋もれており、白いシャツが首元までめくれ上がり、長ズボンのジーンズを着用していました。近くには携帯電話1台とサンダル片方が残されており、所持品からはパスポートとチェンライ県で開設された銀行口座の通帳が見つかっています。

検視の結果、額と首に擦り傷、右眉に裂傷があり、鼻からの出血も確認されました。死亡推定時刻は6〜12時間前とされています。近くのホテルの清掃スタッフによると、早朝の清掃中に遺体を発見し、すぐに警察へ通報したとのことです。なお、亡くなった男性は当該ホテルの宿泊客ではなかったとみられています。

警察の調べによると、死亡した男性は「タイランド・プリビレッジ・カード」プログラムを利用していたビザ保持者で、過去2〜3年の間に何度もタイを訪れており、直近の滞在先は現場から約2〜3km離れたジョムティエン地区の住宅でした。また、通帳には6万バーツの預金残高が記されていたとのことです。

警察署長によれば、現時点では死因は特定できておらず、岩場で転倒し頭部を強打して意識を失い、そのまま海水で溺死した可能性があると医師は見立てています。今後、正確な死因を明らかにするため、遺体はバンコクの警察病院・法医学研究所に送られ、詳細な解剖が行われる予定です。