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2025年5月1日から、タイへの入国に必要な「紙の入国カード(TM6)」が完全に廃止され、代わって「タイ・デジタル・アライバル・カード(Thailand Digital Arrival Card:TDAC)」のオンライン登録が義務化されます。
この新制度は、すべての外国人渡航者を対象としており、渡航前にあらかじめインターネット上で必要情報を入力・送信することで、入国手続きの簡素化とスムーズな受け入れを目的としています。
ここでは、導入開始を目前に控えたTDACについて、いつ・誰が・何を・どこで・どうやって登録すべきか、タイ国政府観光庁の情報をもとにポイントを整理してご紹介します。
タイ・デジタル・アライバル・カード(Thailand Digital Arrival Card:TDAC)は、これまで空港や国境で記入していた紙の入国カード(TM6)に代わり、インターネット上で入国前に提出するデジタルフォームです。
外国人渡航者の情報を事前にオンラインで収集することにより、イミグレーションでの混雑を緩和し、入国手続きをスムーズに進めることを目的としています。
TDACの提出が義務付けられるのは以下の通りです。
外国人パスポートを所持し、タイに入国するすべての渡航者
(観光、ビジネス、長期滞在などを含む)
入国手段を問わず、空路・陸路・海路すべてが対象
トランジットや乗り継ぎでイミグレーションを通過しない渡航者
国境パス(Border Pass)を利用してタイに入国する一部の近隣国住民
TDACは、入国予定日の3日前から登録可能です。
例:5月5日に入国する場合 → 5月2日から登録可能
システムは2025年4月28日から稼働開始し、5月1日に到着する旅行者にも対応します。
TDACの登録は、公式ポータルサイトから行います。
🔗 https://tdac.immigration.go.th
登録フォームでは、以下の情報の入力が求められます:
氏名、生年月日、国籍などの個人情報
パスポート情報(番号、有効期限など)
フライトや交通手段などの渡航情報
滞在予定先(ホテル名や住所など)
簡易な健康申告
※長期滞在中の外国人は、「居住国(Country of Residence)」に「Thailand」を選択可能です(システム稼働後に選択肢が表示されます)。
TDACは個人でもグループでも提出可能です。
家族旅行や団体での渡航の場合、一括でまとめて提出することもできます。
また、渡航前であれば何度でも修正・更新が可能です。
やむを得ず事前登録ができなかった場合は、空港や国境のイミグレーションに設置された専用のヘルプカウンターでサポートを受けることができます。
ただし、これはあくまでも「例外的対応」であり、基本的にはすべての渡航者が事前にオンラインで登録することが強く推奨されています。
TDAC公式ポータル:
🔗 https://tdac.immigration.go.th
英語ユーザーマニュアル:
🔗 https://tdac.immigration.go.th/manual/en/index.html
FAQ(よくある質問):
🔗 https://tdac.immigration.go.th/manual/en/faq.html
2025年5月1日以降、タイに入国するすべての外国人はTDACのオンライン登録が必須となります。
紙の入国カードは廃止され、空港での記入は不要になりますが、その分事前の準備が重要になります。
旅行や出張のスケジュールが決まり次第、早めにTDACの入力を済ませておくことで、スムーズな入国が可能になります。
タイへの渡航前には、ぜひ公式サイトをチェックし、忘れずに登録を行ってください。
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