緊急速報SMSの手続き簡素化へ、2025年7月に「セルブロードキャスト」本格導入予定

ペートンターン・チナワット首相は、緊急時のSMSによる警報発信について、手続きの簡素化を進めていると明らかにしました。これにより、より迅速かつ効果的な携帯電話ユーザーへの通知が可能になるとしています。タイ広報局が2025年4月2日に伝えています。

この改善措置は、2025年7月に「セルブロードキャストシステム」が全面導入されるまでの間、暫定的に適用されるものです。

同期間中に自然災害などの緊急事態が発生した場合、気象局から提供される情報は、速やかにモバイルネットワーク各社へと送信され、ユーザーに届く仕組みとなります。メッセージは「正確」「簡潔」「わかりやすい」ことが必須条件です。

SMSおよび今後導入されるセルブロードキャスト以外にも、LINEアプリやFacebook、テレビ局合同ネットワーク（テレビ・プール・オブ・タイランド）など、さまざまな手段を用いて国民への警報伝達が行われるとのことです。

7月のセルブロードキャスト導入以降は、すべての携帯番号に対して、通知音付きで一斉配信が行われる予定です。