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タイ政府は2025年5月から8月までの4カ月間、電気料金を1ユニットあたり3.99バーツに引き下げると発表しました。ペートンターン・チナワット首相はこの措置について、「政府予算を用いることなく実施され、国民の生活費負担の軽減を目的としている」と説明しました。各報道が伝えています。
今回の電気料金引き下げは、4月1日に行われた閣議で正式に決定されたもので、同期間中の電気料金に適用されます。政府はこの対策を通じて、エネルギー価格の高止まりが続く中でも、家計への圧迫を最小限に抑える狙いです。
これに先立ち、国家エネルギー事業規制委員会(ERC)は、2025年5月〜8月の燃料調整費(Ft)を36.72サタン(約0.367バーツ)とすることを承認。基本電気料金(3.78バーツ)と合わせた平均電気料金は4.15バーツとなり、現行水準と同じです。しかし、今回の首相の発表により、実際の請求額はこれを下回る水準になります。
国家エネルギー事業規制委員会は3月11日から24日にかけて、同期間のFt料金に関する国民からの意見を公式ウェブサイトで募集し、合計33件の意見が寄せられました。そのうち49%が現行の36.72サタン案に賛成するなど、料金維持の支持が過半数を占めていました。
また、今年はタイ気象局が2月末に「夏入り」を宣言しており、5月中旬まで厳しい暑さが続く見通しです。国家エネルギー事業規制委員会はこの期間、以下の「5つのP」による節電を呼びかけています。
・プラグを抜く(ปลด):使用後は電源プラグを抜く
・電気を消す(ปิด):不要な照明をオフにする
・温度を調整(ปรับ):エアコンは26度に設定
・省エネ機器に交換(เปลี่ยน):「ベー5」マークの省エネ機器を使用
・木を植える(ปลูก):家の周囲に植樹して室内温度を下げる
政府と関係機関は、これらの取り組みにより国全体のエネルギー消費抑制を図るとともに、国民の電気料金負担を軽減したいとしています。
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