タイ北部メーホンソンで温泉濁る、当面の間閉鎖に【地震の影響】

2025年3月28日に発生したミャンマーを震源とするマグニチュード8.2の強い地震は、タイ国内各地にも大きな影響を及ぼしました。北部のメーホンソーン県では、自然環境に異変が生じています。タイ広報局が伝えています。

国立公園・野生動植物保全局（DNP）は、同県に位置するルムナムパイ野生動物保護区（Lum Nam Pai Wildlife Sanctuary）内の「サイガム天然温泉」について、地震の揺れを受けて温泉の水が濁る現象が確認されたと発表しました。構造物への被害はないものの、観光客の安全を考慮して、当面の間閉鎖されることになりました。

また、カンチャナブリ県にあるチャローンラッタナコーシン国立公園でも、人気の自然歩道「タム・タンロット・ノーイ」および「タム・タンロット・ヤイ」が、安全確認のため一時的に閉鎖されています。現地では建物や施設への被害は見つかっていませんが、今後の余震や地盤の不安定化に備えた措置となっています。

DNPは、観光客や登山者に対して公式ウェブサイト（www.dnp.go.th）やFacebookページでの最新情報の確認を呼びかけており、安全確保を最優先に行動するよう求めています。

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