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【2025年3月27日】タイ政府は、中国人観光客に対するビザ免除措置を延長する方針を明らかにしました。ただし、タイ国内での滞在可能日数については、これまでの90日から30日へと短縮される見通しです。各報道が伝えています。
ソラウォン・ティアントン観光・スポーツ大臣は3月27日、首相府で記者団の取材に応じ、「ビザ免除措置は継続しますが、滞在日数については見直しを進めており、90日から30日への変更を検討しています」と述べました。
また同大臣は、「観光目的で90日間の滞在は長すぎる可能性があります。実際の統計を見ても、多くの中国人観光客は15日以内の滞在にとどまっています」と説明し、30日への調整が現実的であるとの考えを示しました。
一方で、ムエタイやタイ料理の学習など、タイのソフトパワーを活用した文化交流を目的とする訪問者に対しては、滞在延長や特例措置を設ける可能性にも言及しました。
記者から「今回の見直しは“グレーな中国人”と呼ばれる一部の中国人による長期滞在や不動産取得などへの対策か」と問われると、大臣は「この措置は、そうした問題の管理や監視にも役立つと考えています」と答え、一定の関連性を認めました。
今回の方針については、すでに外務省と協議を行っており、近く閣議に提出される予定とのことです。ただし、来週中の提出が可能かどうかについては「まだ決定していません」と述べました。
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