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©タイ入国管理局
タイ入国管理局は2025年3月24日深夜から25日未明にかけて、バンコク都内のカラオケ店やホスト店など10か所以上を対象に、一斉摘発を実施しました。これは、外国人の不法就労、人身売買、強制労働などの違法行為が行われているおそれがあるとの情報に基づいたものです。
摘発には40人以上の捜査員が動員され、対象となった店舗の多くは、密閉された1~2区画の空間で構成され、VIPルーム、ステージ、カラオケ設備などを備えていました。カラオケ店での女性による接客や、ホスト店での男性による接客サービスも確認されました。
捜査の結果、労働許可証を所持しないまま働いていたラオス国籍の男女53人およびベトナム国籍の女4人を発見・逮捕しました。このうち、ラオス人の2人は滞在許可の期限が切れた「オーバーステイ」状態であり、さらに5人は不法入国者でした。また、外国人労働者を不法に雇用していたタイ人の雇用主1人も逮捕されています。
ベトナム人労働者の多くは正規のパスポートを所持しており、合法的に入国していたものの、ビザの種類が労働を認められないものであり、労働許可証の取得が不可能な状態で働いていたことが確認されました。
今回の摘発で、合計58人が逮捕され、入国管理局は今後も同様の取締りを強化するとしています。さらに、一般市民に対しても、不法行為の情報提供を呼びかけており、専用ホットライン「1178」で通報を受け付けています。
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