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死亡したタイ人女性と行方がわからなくなったシンガポール人男性
バンコク・スクンビット通りソイ39の高級コンドミニアムで、タイ人女性が死亡しているのが見つかり、警察は一緒に住んでいたシンガポール人男性の行方を追っています。2025年3月27日の各報道が伝えています。
遺体はコンドミニアム22階のバスルームで発見されました。女性は上半身裸の状態で倒れており、毛布や血の付いたシーツで覆われていました。頭部には血のついたバスローブが巻かれていたとのことです。室内に争った形跡はなく、玄関の鍵はかかっておらず、エアコンはつけっぱなしの状態でした。
家族の話によると、女性は以前からこのシンガポール人男性による暴力を受けていたとされており、生前「2日間連絡が取れなければ、死んだと思ってほしい」と話していたということです。2人は一度別れた後、男性の方から復縁を求めて戻ってきたといいます。
女性の死因について、法医学の検査では「急性心不全」とされていますが、過去に暴力被害で警察に相談していた経緯や死亡時の状況を踏まえ、警察は事件性が高いとみて捜査を続けています。
シンガポール人男性は事件当日、女性と共に建物に出入りしていたことが防犯カメラに記録されており、その後荷物をまとめて部屋を離れた様子が確認されています。
警察の調べによりますと、男性は配車アプリを使って車を呼び、ホテルを経由して北部のチェンライ方面に向かったとみられています。現在までに出国記録は確認されておらず、警察は国内に潜伏している可能性が高いとみて、チェンライ県の入国管理局やミャンマー国境の関係機関と連携し、捜索を進めています。
また、警察はこの男性を支援した人物がいた場合には、法的責任を問う姿勢を示しています。
被害女性の家族は、「妹は家族の経済的な支えでした。彼に“なぜこんなことをしたのか”問いただしたい」と強く訴えており、警察に対し早急な身柄の確保を求めています。
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